漫画喫茶で適当に新刊を手に取ると、嵌ってしまう時ってありますよね。
今回は「ジモトがジャパン」の2巻を手に取りまして、面白かったので記事にしてみます。
【概要】
自称日本一の格闘技・都道府拳の使い手である日ノ本ジャパン。都道府県ネタを大量に含んだ都道府拳を使い、様々な問題を摩訶不思議に解決していく。
日本の都道府県ネタをもとに、仲間たちとともに様々な問題を解決していく週刊少年ジャンプらしいギャグ漫画です。
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【日ノ本ジャパン】
主人公の日ノ本ジャパン。彼については地元不明ですが、どの地元ネタにも精通しているスペシャリストですね。
決して地元ネタをけなすことを許さず、持ち前のやさしさと都道府拳を用いて、様々な問題を解決していくギャグ漫画の王道的な主人公です。
ただし勉強は地理以外苦手で、福岡の太宰府天満宮まで行き菅原道真に神頼みするというダメさも発揮します。その後、菅原道真の霊魂に思いっきり説教されていますがw
【都道府県ネタ】
色々なところに都道府県ネタが仕込まれています。自分の知っているネタが出てきたときは嬉しいですし、興味あることが含まれていると勉強になります。
山梨県と静岡県が地元のキャラが富士山を巡って喧嘩になったときは「なるほどね~」と思いましたし、茨城県ネタの「JAXA宇宙ロケットミサイル」が出てきたときには茨城県の新たな側面を発見できました。
ほかにも滋賀県ネタとして鳥人間コンテストや、福井県ネタのフクイサウルスなどネタが満載です。
【仲間との友情】
主役は日ノ本ジャパンですが、仲間たちも濃いメンバーが揃っていました。
・埼玉県出身の解説役・ヒデ
・秋田出身でジャパンに惚れている女の子・湯瀬こまち
・東京都出身でおしゃれを愛する巨漢・ 菊池益荒男
など、物語を盛り上げてくれる魅力的なキャラクターが程よいバランスで出てきます。
特にジャパンの相方といえる安孫子時生は、ジャパンのせいで散々な目にあうことも多いですが、友情を大事する名突っ込み役です。
2巻最終話のクリスマスでのさくらんぼは、うまい締め方だな~と思いました。
【気に入った話】
一番笑った話は2巻収録の第12話「カガワがお姫さま」でしたね。湯瀬こまちのクラスが白雪姫の演劇をすることになったが、こまちの力によりめちゃくちゃになってしまう話です。
めちゃくちゃになってしまった演劇を何とかしようと奮闘するジャパン。都道府拳の「うどん DE マリオネット」を発動するも…結果としては仮面舞踏会になりました(笑)
この説明だけではわからないと思いますので、気になった人はぜひ読んでみてもらいたいです。うどんののど越しで声帯を刺激するとか…その発想はなかったw
【似ている雰囲気の漫画】
真っ先に思い浮かんだのは「斉木楠雄のΨ難」 ですね。ギャグのテンポやコマ割りがどことなく似ている印象を受けました。一話完結型なところも似ています。
あとは主人公が突飛なところは「いぬまるだしっ」や「太臓もて王サーガ」を思い出したり。この二つの下ネタを都道府県ネタに変えたようなギャグ漫画だと理解していただければと思います。
【アニメ化】
4月8日からアニメ化もされますが、こちらは「おはスタ」内で朝7時5分から放送。日ノ本ジャパンの声優さんは高山みなみさん。
PV見た感じでは声もイメージぴったりでした。ギャグの表現方法もどことなく「秘密結社鷹の爪」を彷彿とさせます。フラッシュアニメというやつかな?
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【まとめ】
最近は「秘密のケンミンSHOW」や「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のダーツの旅など都道府県ネタを紹介する番組が増えていますからね。
それに上手く乗っかってギャグ漫画に昇華した面白い作品だと思います。都道府県ネタを漫画で面白く、かつわかりやすく知ることができるのでお勧めです。
ご飯の後などのボーっとした時間に軽い気持ちで読んでみてはいかがでしょうか?
【追記】
そういえば、類似作品を探す面白いページ見つけたので載せておきますね。これで検索して「無敵鉄姫スピンちゃん」とかも似てるかもな~とか思いました。
興味ある人はどうぞ→類似漫画検索