おっさんピカチュウが可愛い…それが「名探偵ピカチュウ」です。
ポケモン嫌いな社会人と記憶を失くしたおっさんピカチュウが力を合わせて行方不明の父親(パートナー)を探すお話ですね。
いや~、面白かったですよ。「アベンジャーズ/エンドゲーム」が牛丼だとすると、「名探偵ピカチュウ」は目玉焼きみたいなもんでしょうか?
過度に期待すると物足りなさを感じるかもしれませんが、ふと観てみるといい感じに力が抜けて楽しく観れる…そんな作品です。ポケモン知らなくても、なんとなく雰囲気で楽しめるのでは?
でもね…どうしても不満に思うこともあるわけですよ…。
ジャケ絵だけでは内容がさっぱり分からないっ!
実際に観に行くまで実写+ポケモンをCGで再現した映画ということすら知りませんでした。
中にはアニメだと思って敬遠している人もいるかもしれません。もう少しジャケ絵で内容をわかりやすくすればいいのにと強く思いました。まぁぶっちゃけ…
暗いよねっ!
公開日も5月3日と微妙にゴールデンウィーク外しているし…一体どの層を狙っているのか分からない、色々ともったいない作品となっております。
概要
田舎町で保険外交員と働く青年・ティムは、ある日ライムシティの刑事から探偵の仕事をしていた父親が亡くなった知らせを受ける。
ライムシティに行き、父親の自宅を訪れるティム。そこで、父親の相棒であった記憶喪失のピカチュウと出会う。
記憶喪失のピカチュウは、ティムの父親は陰謀に巻き込まれたと訴える。一緒に真相を解き明かそうとティムを誘うピカチュウ。
だが、幼い頃に母親の死を看取らなかった父親を敬遠しているティムはいまいち乗り気になれない。
ピカチュウに振り回される形で事件の真相を追う形になったティム。事件の手がかりをつかむために様々なポケモンやバトルに触れあうことに…。
ポケモンと深くかかわっていくうちに、幼い頃に持っていたポケモンへの熱き情熱を思い出していくティム。
そして、事件の真相に迫るにつれ、巨大な陰謀に巻き込まれていくのであった。
※3DSのソフトで「名探偵ピカチュウ」というものがありました。2018年の3月に発売。一応映画の原作となる?
↓ WEBプロモ映像
※ちなみに映画本編では「ヒーロー」流れていません。
よかった点
・ピカチュウが可愛い
おっさんピカチュウの態度と動きが可愛い。ティムとの掛け合いがテンポよくてね…「あぶない刑事」のタカとユウジみたいな感じといえばいいんでしょうか?
事件の真相を追っていくうちに仲を深めていく二人。コンビになっていく二人の姿が良く描かれていると思います。
最強の技はボルテッカー…。ゲームボーイの赤で時代が止まっている私には分からない技でしたね(笑)
・CGが自然
ポケモンはCGで再現されているんですが、それほど違和感を感じることなく実写と混ざり合っていました。バトルや日常の動きもいい感じでしたよ。
人間とポケモンが共存している姿がよく表現できていたと思います。
・ヒロインの可愛さが上がっていく
登場時は「あんまり可愛くないな~(外見)」と思っていたヒロインのルーシーでしたが、研究所に潜入するスポーティーな格好をみてから「あれ?可愛いんじゃない?」と思うようになりました。
足のラインが良かったのかな~?キャラ的にも行動力や思いやりがあり、ストーリーが進むにつれ魅力的なヒロインに見えてくるタイプでしたね。
ちなみにティムとの恋愛模様は、あるにはあるのですがアクション洋画らしくあっさり目です。
イマイチだった点
・ティムのアドバイスが足りない
バトル関係が若干あっさりしていました。ポケモントレーナーを夢見ていたというティムの設定をうまく使って、もう少しバトルでアドバイスしてピンチを脱してもらいたかったです。
記憶に残っているのが「ボルテッカーが最強」とピカチュウに教えたことだけ(笑)
・ジャケ絵が暗い
映画館で確認した際、ジャケ絵が暗くて「これじゃ客入らないだろう…」って思いました。
ポケモンと言ったらもっとモンスターボールとかピカチュウのアっプ絵とか特徴的なものが考えられるじゃないですか?なんであんなに暗いねんw
映画館の前にブラブラ行って、その場のノリで視聴を決める人って結構いると思うんですよね。あのジャケ絵じゃそういう人たちを取り込むのは難しいのでは?
軽すぎもせず重すぎもしない…家族で見るには中々いい映画なんですけど…あのジャケ絵じゃそういった層も取り込めないぜよ…。クレヨンしんちゃんやコナン、ドラえもんに普通なら行きますね。
・「ヒーロー」流れてない
WEBプロモなどでは「ヒーロー」が流れていましたが…本編では流れていなかったような…。(オリジナルも麻倉未稀さんが歌うものも)
この歌に乗せられて見に行った人もいると思うんですよね…。宣伝で流しているんだから大々的に使ってもらいたかったな~。
まとめ
この映画はやはりおっさんピカチュウを愛でる映画ですね。ティムとおっさんピカチュウのやり取りが面白くもあり感動的でもありました。
ポケモンの動きもバトル・日常ともによくできており、「CGでよくこれだけのもん作れるわ~」と感心しました。
ストーリーもわかりやすいですし、色々なポケモンが出てくるので家族連れで行っても楽しめるのではないでしょうか?
それゆえに暗めに仕上げられたジャケ絵がもったいなく感じてなりません。一体どの層を狙っているのか…。
↓ ランキング参加中。クリックよろしくお願いします。