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【映画】「アイネクライネナハトムジーク」の感想

 

 

 

30代にぶっ刺さるちょっと大人な恋愛劇

 

面白いか面白くないかで言うと…面白かったっ!

 

 

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 (引用元:ギャガ公式チャンネルより)

※PVは時間軸がバラバラなのでちょっと内容が分かりづらいかも…ちょっともったいなく感じます。

 

 

視聴者一人一人の今までの価値観により見方が色々と変わる映画と言えるのではないでしょうか?

 

様々な登場人物たちの出会いや結婚生活、プロポーズが描かれていて…30代には刺さる刺さるw

 

自分のパートナーを選ぶときに一体何が大切なのか考えさせてくれる作品でした。

 

日常にありそうな恋愛模様が好きな人にはとてもお勧めできる映画です!

 

 

 

 

あらすじ

 仙台駅前。大型ビジョンを望むペデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチに人々が沸いていた。そんな中、訳あって街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。

 

歌に聴き入るリクルートスーツ姿の本間紗季(多部未華子)と目が合い、思いきって声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。思わず「シャンプー」と声に出す佐藤に紗季は微笑む。


元々劇的な〈出会い〉を待つだけだった佐藤に、大学時代からの友人・織田一真矢本悠馬)は上から目線で〈出会い〉の極意を説く。彼は同級生の由美(森絵梨佳)と結婚し、2人の子供たちと幸せな家庭を築いている。変わり者ながらも分不相応な美人妻と出会えた一真には不思議な説得力がある。

 

佐藤は職場の上司・藤間(原田泰造)にも〈出会い〉について相談してみるが、藤間は愛する妻と娘に出て行かれたばかりで、途方にくれていた。

 

一方、佐藤と同じく〈出会い〉のない毎日を送っていた由美の友人・美奈子(貫地谷しほり)は、美容室の常連客・香澄(MEGUMI)から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めていた。


10年後―。織田家の長女・美緒(恒松祐里)は高校生になり、同級生の和人(萩原利久)や亜美子(八木優希)と共にいつもの毎日を送っている。そして佐藤は、付き合い始めて10年になる紗季に、意を決してプロポーズをするが…。

 

果たして佐藤と紗季の〈出会い〉は幸せな結末にたどり着けるのか。美奈子の恋は、藤間の人生は―。

 

思いがけない絆で佐藤とつながっていく人々が、愛と勇気と幸福感に満ちた奇跡を呼び起こす。 

 (引用元:「アイネクライネナハトムジーク」公式ホームページより)

 

↓ 原作小説

 

 ↓ コミックス

 

 

↓ 主題歌(小さな夜)

 

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(引用元:斉藤和義公式チャンネルより)

 

 

 

 

おすすめしたい人

 

・30代の人

→主人公・佐藤の想いに共感、過去の自分を思い出しながら観れる。

 特におすすめ。

 

カップル・夫婦

→人との出会い・大事な人の意味を考えさせられる。

 

・20代の人

→これからの出会い・人との付き合い方を考えさせられる。

 

学生さんにはまだちょっと早い作品かもしれませんが、親のことを考えながら見ると楽しめる可能性はありますね。

 

 

 

感想

 

①様々な恋愛模様

 

こういう恋愛映画を求めていた!

 

様々な人たちの恋愛模様が描かれており…個人的には大満足!

 

街角アンケートで出会った女性との出会い~プロポーズ

・お調子者の旦那としっかり者の奥さんの家族生活

・電話から始まった出会い

・妻に家を出ていかれた先輩社員

 

などなど…たくさんの恋愛模様が描かれていました。

 

自分の思い出や価値観、親の状態などと照らし合わせながら観ることができ、色々と考えさせられる作品でしたね~。

 

 

 

②時間軸

 

前半と後半の2部構成

 

前半と後半の2部構成となっており、後半は前半から10年経っています。

 

前半は各々の出会いや馴れ初め、家族との生活を中心に描かれており、後半は10年前からの変化や佐藤のプロポーズ、高校生になった子供たちによる恋愛模様が描かれています。

 

個人的には後半の伏線回収や盛り上がる場面より前半の馴れ初めの方がワクワクしました。

 

まぁ一言で言うと…

 

ロマンティックが止まらないw

 

ロマンティックな出会いではあるんですが、電話でのやりとりや警備現場での再会など現実で起こっても不思議ではないところが特に気に入りました。

 

 

 

③自分の価値観との比較・共感

 

幸せの定義とは?

 

一緒にいて幸せを感じる定義としてこの作品は

 

「あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった。」と思えること

 

を上げていますね。

 

個人的にはこの考え方…ありだと思います。

 

この想いがなくなった時に、人の心は離れていくのではないでしょうか?

 

逆に言うと、相手にそう思わせる行動をとれることが、相手への愛情の高さを示す一種のバロメーターになっているとも考えることができますよね。

 

幸せの定義や価値観は色々とありますが、中々に説得力のある魅せ方をする面白い映画でした。

 

 

 

まとめ

 

日本の恋愛映画らしい落ち着いた作品

 

盛り上がる部分はありますが、大部分は日常生活の淡々と進んでいく中にふと起こるような恋愛要素を詰め込んだ落ち着いた作品に仕上がっています。

 

落ち着いた作品ではありますが、それがつまらないというわけではなく…なんといえばいいんでしょうか…

 

わびさびがある!

 

と言った感じです。

 

登場人物の心理描写が言葉だけでなく雰囲気や表情などからも分かりやすく表現された日本の恋愛映画らしい素敵な作品だな~と思いました。

 

日常生活の中で描かれた恋愛模様が好きな人にはぜひ観てもらいたい一品です。幸せについて考えさせられるものがあるかもしれませんよ。

 

 

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