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【ラノベ感想】「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」

 

 

 

主役のデイルの為ならば、俺はもしかしたら9巻まで買い揃えられるかもしれない。

 

面白かったので9巻全部読みましたw

 

アニメのあとの話も気になり原作買ってみましたが…やっぱりアニメ化するだけのことはあり面白かったですね~。

 

どうにもこの作品をよく知らない人たちからはヒロインのラティナに萌える作品だと勘違いされそうですが…この作品の本当の魅力は…

 

デイルの親バカっぷりw

 

これに尽きます。親バカっぷりをこじらせてタイトル通り魔王を屠り始めますからねw

 

というわけで感想まとめていきたいと思います。

 

 

 

 

あらすじ

 

若くして頭角を現し、近隣にその名を知られる凄腕冒険者の青年デイル。とある依頼で深い森へと足を踏み入れた彼は、そこでガリガリにやせ細った幼き魔族の少女と出逢う。罪人の烙印を背負いしその少女・ラティナをそのまま放置できず、不本意ながら保護者になることを決意したデイルだったが――

「ラティナが可愛すぎて、仕事に行きたくない」

――気づけばすっかり親バカ全開に!?

 

もともとは「小説家になろう」で連載されていた作品で、原作小説は9巻まで発売されています(完結済み)

 

シナリオ的には5巻までがメインであり、それ以降は後日談や過去のお話などおまけに近い内容となっております。

 

 

 

また、2019年7月~9月にかけてアニメ化もされました。アニメは原作3巻途中までの内容となっております。

 

アニメの評価としては「作画は崩れているけどラティナ可愛い」「ラティナが可愛くて仕事に行きたくない」といったところではないでしょうか?

 

合言葉は「ラティナが足りない」

 

 

  

↓ PV1

www.youtube.com

(引用元:genco promotion公式チャンネルより)

 

↓ OP映像と癖になる主題歌もどうぞ。

www.youtube.com

 (引用元:ColumbiaMusicJp公式チャンネルより)

 

↓ アニメ公式ページはこちら

uchinoko-anime.com

 

 

コミックス化もされておりComicWalkerで連載中。単行本は5巻まで発売しています。(2019年10月1日現在)

 

 

 

↓ ComicWalkerのページはこちら(何話か無料視読可能)

comic-walker.com

 

 

 

 おすすめ度

 

★★★★☆

 

メインシナリオ+ラティナの親の過去話を含む6巻までなら★5で満点。

 

それ以降はメインシナリオラストで目立ってきたご都合主義や王国との付き合いが鼻についたため、総合として★4とさせていただきました。

 

また、アニメの作画は若干ひどかったですが原作小説の挿絵はとてもきれいです。

 

 

 

感想

 

①親バカデイルの奇行譚

 

オラ…デイルの親バカっぷりにワクワクしたぞ!

 

頭の中はいつでもラティナ色に染まっているデイルが、次は何をやらかしてくれるのかワクワクしましたね。

 

・すべて「ラティナは可愛いな~」で済ませてしまう

・ラティナを害した教師は神殿より放逐して死より辛い目に合わせる

・ラティナに関わるすべての人々にやきもちを焼きまくる

・封印されたラティナのために各地の魔王をパパッと倒して回る

 

まぁ最終的にはラティナとくっつくんですけど、終始親バカっぷりを発揮していましたね~。

 

ただし、5巻で魔王を次々と屠っていくデイルはシリアスでかっこよかったですね。

 

タイトルの通り、ラティナのためにあらゆる手を使って容赦なく魔王をぶっ殺していきましたわw

 

 

 

 ②二人の関係性

 

面白い心理描写だった!

 

親代わりとしてラティナに接してきたデイル、デイルをずっと異性としてみてきたラティナの気持ちがどのように着地するのかワクワクドキドキしました。

 

ラティナの告白後に二人がお互いの気持ちについて考えていく期間がページを使って丁寧に描かれていましたね~。

 

ラティナが封印されたことをきっかけとせず、二人で悩み苦しんで答えを出したところも恋愛もの好きな読者としては好ポイントでした。

 

寿命の問題もまさかあんな形で解決するとは思わなんだ…。

 

何はともあれ、幼少期から描かれてきた二人の関係性の移り変わりが存分に楽しめる上質な恋愛ものでした。

 

ん?デイルにライバル?はははは…そんなものはいなかったw

 

 

 

③二人を見守る人たち

 

ケニスとリタの夫婦が最高!

 

デイルとラティナを見守る人たちは多数いますが、やっぱり一番近くにいたケニスとリタの夫婦が最高ですな。

 

デイルにとっては冒険者の師匠、ラティナにとっては料理の師匠であるケニスがこの作品で一番かっこいいキャラクターなんじゃないですかね?

 

そしてその妻であるリタも妹分のラティナの相談にのったりウジウジするデイルの尻を叩いたりしており…2人の心の支えとなったこの夫婦は読者にとっても癒しになりましたわ。

 

9巻に収録されているケニスとリタの過去話もすげー面白かったです。二人の結婚までの流れももっと描いてくれればな~と思わずにはいられませんでしたw

 

 

 

まとめ

 

デイルの親バカに包まれた良質の恋愛物語

 

様々な出会いを経て成長していく二人の様子をとても楽しむことのできる作品でした。

 

特にデイルの親バカ具合…どんな時でもラティナ最優先の考え方をするデイルがとっても人間臭くて好感が持てましたね。

 

ここまで嫉妬深い主人公は逆に新鮮でしたw

 

そしてケニスやリタをはじめ二人を支える人たちも魅力的に描かれており、次にどんな展開が起こるのかワクワクしながら読み進められました。

 

甘々の恋愛ものを求めている人やアニメ版を観ていた人たちにはぜひ読んでもらいたい作品です。

 

やっぱりアニメ化する作品はどこか光るものがありますなw

 

 

 

似ている作品

 

勤労魔導士が、かわいい嫁と暮らしたら?

 

 

 

勤労魔導士で薬の調合しか興味のなかった主人公・ジェイクが師匠から紹介されたロリ嫁・リルカと結婚して絆を深めていくライトノベルです。

 

色々な出来事を経て徐々に絆を深めていくところやロリ嫁のリルカが健気で可愛いところが「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」に似ているかな~と思いました。

 

2人が少しずつ仲を深めていく展開や職場を含めた日常生活でのドタバタコメディが見たい人にお勧めの作品です。

 

 

 

遊牧少女を花嫁に

 

 

 

調停者の青年と売られてしまった羊飼いの少女が結婚し、青年との生活の中で少女が生きる希望を見出していくお話のライトノベル

 

はじめひどい目にあったヒロインが優しい人たちに囲まれて自分の居場所を得ていく姿がうちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。に似ているかな~と思いました。

 

また、結婚生活を送ることでお互いのことを徐々に知り絆を深めていく展開も面白く感じましたね。

 

 

 

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