甘くてちょっと変わってて面白いラブコメどっかにねえか?
そんなことを思いながら日々目を皿のようにして作品を探しています。
見つかる確率としては…無料サンプルを7つ読んで1つ当たりがあるくらいですかね…。
正直面白い作品を一から探していくのはかなり手間がかかります。
「時間はない。でも面白い作品を見つけたい!」という方にはぜひこのブログを存分に活用してもらいたいです。
タグの「漫画(ラブコメ)」やら「ライトノベル(ラブコメ)」をクリックすると効率よく探すことができると思いますよ。
理系な彼女の誘惑がポンコツかわいい
おすすめ度
★★★★☆
ファンタジー色のないちょっと変わったラブコメが読みたい人におすすめです。
関係性はライバルなしの1対1。起承転結もしっかりしており非常に読みやすかったです。
あらすじ
「逆関数で考えましょう。恋人をすれば恋ができる」。お前ほんとはバカだろ
「私が、あなたを魅了し尽くしてみせるわ」
セレブの子息令嬢が通う私立瑛銘学院。
外部編入ながら学院首席の久遠寺梓と、名家のお嬢様であり数学の天才・弥勒院由槻は、学院の特権を賭けた“恋愛ゲーム”に参加することに(参加者総勢2名)。
持ち得る知識を駆使して梓にアプローチをかける由槻だったが、その方法はいちいちズレていて……。
「簡単に言うと『私と会っていないときに会いたくなる度数』ね」「よく堂々と言えるなそんなこと?」
由槻、お前ほんとはバカだろ。
――どちらがよりエリートか、それは“相手を恋に落とせば”わかる。
知性派高校生たちによる計算高い(?)“惚れさせ合い”合戦、開幕!
(引用元:Amazon『理系の彼女の誘惑がポンコツかわいい』1巻の内容紹介より)
感想
『理系が恋に落ちるので証明してみた。』とはちょっと違う
超エリート高校に通う主人公と理系天才少女が「恋をさせたら負け」という恋愛ゲームを通じてイチャイチャするライバル系ポンコツラブコメです。(2019年12月20日現在1巻のみ発売中)
設定やイメージとしては『理系が恋に落ちるので証明してみた。』に似ていますが中身はあまり似ていません。
あちらは「ドキドキする理由を二人で研究している」のに対しこちらは「お互いに恋をさせる」という勝負をしているのが大きな違いですね。
時にはお弁当を用意したり時には一緒にデートしたりしてお互いに誘惑していきますが…最終的には理系ヒロインが盛大にやらかしてくれるのがポンコツかわいいw
ラストにはヒロインの価値観に対する悩みなども盛り込まれており、1冊の中で起承転結がしっかりまとめられたライトノベルのお手本のような作品でした。
あと読み終わった後に『数学で救う!弱小国家』の作者さんだと気づきましたね。納得の安定感です。
シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!
おすすめ度
★★★☆☆
頑張るヒロインに徐々に主人公がほだされるラブコメです。
ライバルになる可能性のキャラクターはいますが、基本的には1対1の関係性です。若干ファンタジー色あり。
あらすじ
家に帰れば、君がいる。忙しすぎる貴方を癒やす、押しかけ甘々コメディ。
お隣に引っ越してきたシノさんは、なぜだか知らないがワーカホリックな俺の世話を焼こうとしてくる。部屋に押しかけてきては温かくて美味しいごはんの用意、汚れ一つ見逃さない掃除洗濯。あまつさえ、膝枕に添い寝まで……。
「あの、シノさん、そろそろパソコンを返して欲しいんですが」
「家で仕事なんてしちゃ駄~目。拓務は何もしなくていいの! 私にだらしなく甘えて快楽を貪っていればいいんだから」
とにかく仕事がしたい俺にとっては厄介者でしかなかった。だけど最近、シノさんの待つアパートに帰ることを、どこか楽しみにしている自分もいて……。
仕事がしたい天然社畜と、甘やかしたい彼女の甘々攻防コメディ。
(引用元:Amazon『シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!』1巻の内容紹介より)
感想
甘やかすことに誇りを持つヒロイン
仕事が大好きな社畜系主人公となぜかそんな主人公を甘やかそうとしてくるヒロインの甘やかし系ラブコメです。(2019年12月20日現在1巻のみ発売中)
仕事にドはまりしている主人公に振り回されながらも料理や掃除、体調を崩した時の看病などとにかく甘やかそうとするヒロインの一生懸命な姿に萌えました。
ヒロインが主人公を甘やかす理由はそれほど深いものではありませんでしたが、ヒロインが主人公をしっかり調べたうえで選んでいたのは好感が持てましたね。
ちなみにこちらの作品もどことなく既視感を覚えたのですが…調べてみると作者とイラストレーターさんが『はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。』と同じ人たちでしたw
うん…まぁ…ラノベのラブコメ界はそんなに広くないってことなのかもしれませんね。
キミのこと黒歴史もまとめて……ぜーんぶ大好きだよ
おすすめ度
★★★☆☆
一昔前の学園ギャルゲーのノリに近い青春ラブコメです。SNSする人やクソコテ野郎の心理についてうまくまとめられていると思います。
ライバルっぽい人が一人出てきますが自滅するので1対1のラブコメだと思ってOKです。
あらすじ
ねぇ、なにしてもいいんだよ?特S級の黒歴史を持つ者同士の青春ラブコメ!
「先名くんのことが好き……私と付き合ってください!」
過去に特大級の黒歴史を持つ俺はある日、男子人気も高く、
付き合えば勝ち組確定な少女・館崎栞奈に告白された。
「確か『リファレンス』って名前を使って、ネット上で論争を繰り広げてたよね!
あの頃はわたしも掲示板で暴れていたから……いっしょだね」
俺の忘れたくてたまらない過去を知ってる上にこいつも暴れていたのか!?
やむを得ず断ると――
「じゃあ、お願いがあるの。わたしを――先名くん好みの女の子にして下さい!
キミになら何されてもいいから……」
互いの黒歴史を知り尽くす二人の、相性ぴったり青春ラブコメ!
(引用元:Amazon『キミのこと黒歴史もまとめて……ぜーんぶ大好きだよ』1巻の内容紹介より)
感想
ギャグのセンスが秀逸
クソコテ野郎だった高校生の主人公とクソコテ野郎である同級生ヒロインの青春クソコテラブコメです。(2019年12月20日現在1巻のみ発売中)
※クソコテ→SNSなどの書き込みに過剰反応してきつい言葉を書き込んだりする人のこと
ヒロインが日常生活では内気だけど実はクソコテ野郎…でも同じクソコテ野郎であった主人公に惚れており告白するという特徴的なキャラクターですね。
う~ん、「クソコテ野郎のヒロインなんてろくでもね~だろ」とか思いながら読んでいたんですが、思った以上にクソコテについて考察しており興味深く読むことができました。
そしてギャグのセンスが秀逸。友人の遅刻届に「すごい夢精」と書いたりするところに一昔前のギャルゲーのセンスを感じて懐かしい気持ちになりましたw
最後の展開はあまり読んでいて気持ちのいいものではありませんでしたが、キャラクターたちの本質がリアルに沿って描かれており興味深かったです。
ただし急ぎ足でまとめられていたので若干消化不足な感じはありました。