期待しないで読んだら予想以上に面白かった!
ご都合主義の転生系ライトノベル『異世界で土地を買って農場を作ろう』の5巻読んでみました。
うん…今まで発売された中で一番面白いねw
サブストーリーで西遊記始まっちゃいましたしサブキャラたちの恋も実り始めて大満足!
このシリーズは「面白ければ転生もご都合主義も関係ねー!」という人に強くお勧めしたいです。おつまみ的な感じで軽く読めていい感じ。
↓ 『異世界で土地を買って農場を作ろう』について知りたい人はこちら
おすすめ度
★★★★★(満点)
5巻に関しては特に面白かったので満点。
シリーズ全体でみると★3、ご都合主義やダイジェスト感覚で進んでいく感じが平気な人は★4の評価で。
あらすじ
異世界から召喚されたキダンが、スキルを超えたギフトと呼ばれる力《至高の担い手》によって開拓した農場。
人間国の元王女であるレタスレートが新たに加わり、ますます発展した農場をキダンはいつも通りに見回っていた。
その最中、不意に発生した地鳴りによってレタスレートの畑が陥没してしまう!? 畑の地中から現れたのは、輝く銀髪と一対の翼を持つ天使ホルコスフォンだった!
神が創りし存在である天使は、美しい外見とは裏腹にたった1体で世界を滅ぼすほどの超強力な戦闘兵器。
しかし、古代兵器である天使ホルコスフォンは、経年劣化の影響で身体の各所に不具合を抱えていた。
そんな彼女に農場の食べ物を与えたところ、万全な状態へと回復し――
「地層分析完了。ハイマナプラズマカノン発射」
超高性能な兵器で堀った畑から湧き出したのは、まさかの温泉で――!?
未開の土地を賑やかな隣人達と開拓していく、異世界スローライフ、第5幕!
(引用元:Amazon『異世界で土地を買って農場を作ろう』5巻の内容紹介より)
単行本は5巻まで発売中。(2019年12月30日現在)
コミックは1巻のみ発売中。(2019年12月30日現在)
感想
西遊記かよっ!
主人公たちの農場によく遊びに来る人魚国の王子・アロワナ。彼が世界を見て回る旅に出たことでサイドストーリー:西遊記が始まりました。
アロワナが沙悟浄、オークのハッカイが猪八戒、機械天使のソンゴクフォンが孫悟空、アロワナに惚れている人魚の魔法使い・パッファが三蔵法師といった感じですかね。
いや~、魔王領に行って魔王と親交を深めたりアンデットを一気に殲滅したり…行く先々で無自覚に問題を解決していく姿に笑いがこらえられませんでしたw
しまいにはパッファがどさくさに紛れてアロワナを「ご主人様」呼ばわりし始めるし…着実に外堀を埋めていく姿も面白かった!
人魚たちがメイン
5巻は人魚回でしたな~
サイドストーリー:西遊記もそうですが、今回は全体的に人魚回でしたね。
・アロワナによる西遊記
・主人公の妻・プラティ(人魚)の妹・エンゼルが政略結婚を擦り付けるために来訪
・温泉作って主人公そっちのけでプラティ大興奮
・魔王国と人魚国の政治的な問題(実は全く問題ない)
などなど、個人~国まで人魚というキーワードが飛び交っておりました。
読んでいて改めて思いましたが、シリアスになることなくすべてのほほんと解決していくのがこのシリーズの魅力ですね。
恋愛要素
サブキャラたちの恋路が豊富
もう主人公と主人公の妻・プラティの仲は安定してしまっているためメインキャラの恋愛には特にイベントはありませんでした。
でもその分、サブキャラクターたちの恋路がふんだんに盛り込まれている感じです。
・アロワナ王子とヤンキー人魚魔女・パッファによる西遊記
・暴走人魚魔女・ランプアイとかつてランプアイにボコられた人魚・ヘンドラーのむかつくいちゃつきっぷり
・魔王妃・アスタレスご出産
などなど豊富に盛り込まれていました。特にパッファによる人魚王妃サクセスストーリーはどうなっていくのか…とても楽しみですw
まとめ
もう西遊記だけで1巻出してもらいたいw
振り返ってみるとやっぱりサイドストーリー:西遊記が面白すぎましたね~。
まじめなアロワナ、恋愛要素のパッファ、ツッコミのハッカイ、マスコット兼トラブルメーカーのソンゴクフォン…
バランスが取れすぎてますなw
恋愛要素を絡めたサイドストーリーはとても面白いと思いますので、西遊記に続く第二弾、第三弾が登場することを願って6巻も楽しみに待ちたいと思います。
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