本当の気持ちがよくわからない訳ありなヒロインは好きですか?
心の中で何考えているのかよくわからなかったヒロインが次第に主人公と打ち解けていく…この過程がたまりませんよね!
というわけで今回はそんなライトノベルを2冊読んだので紹介していきたいと思います。
隣のキミであたまがいっぱい。 MF文庫J
おすすめ度
★★★★☆
あらすじ
私、あなたの隣にいることに決めました! よろしくお願いしますね?
同じクラスになった如月は、『他人の思考が読めてしまう』らしい。
この『読めてしまう』と『読める』の差は大きく、自分の意思にかかわらず常に他人の考えていることが聞こえてくるのには、彼女もうんざりしているという。
まあだからといって同情はするが、俺に出来ることなんてない。
そう思っていたんだが……。
どうやら俺の隣にいると、彼女の力は俺だけに限定されて、静かで落ち着くらしい。
だからって、距離感おかしくないか!?
いやべつに、俺は美少女がそばにいるからって、ドキドキなんかしていないから!!
――そう、今日もまた俺は彼女に思考を読まれている。
(引用元:Amazon『隣のキミであたまがいっぱい。』の内容紹介より)
1巻のみ発売中(2020年2月13日現在)
感想
ボーイ ミーツ ガール(心を読まれる)
半径数メートルの人の心の声が聞こえてしまう女子高生・如月那緒となぜか近くにいると那緒の能力を制限することができてしまう男子高校生・宇佐美北斗の交流を描いたラブコメ作品です。
もうね…那緒と北斗どちらも可愛いんですよね。
「近くにいると心の声が北斗のものしか聞こえなくなり快適だから」という理由で北斗と交流を始めた結果どんどん北斗にのめりこんでいく那緒も可愛ければ、はじめはドキドキしていたけれど次第に心を読まれることが普通に組み込まれてしまった北斗も可愛いかったです。
そして那緒は心を読む力を持っているため達観しているように見えますが実は重たい女の子でして…北斗に喜んでもらいたいがために行動を決めていくことも…。
うん、やっぱり可愛いw
若干「心の声が聞こえる割には深刻じゃないよな~」とか考えてしまいましたが、一対一のラブコメの作品としては十分主人公とヒロインに萌えることができました。
ちょっと変わっているけど味があり気軽に読めるラブコメを読みたいという人におすすめしたいライトノベルです。
毒舌少女のために帰宅部辞めました 角川スニーカー文庫
おすすめ度
★★★★☆
あらすじ
見た目100点性格0点の美少女と自由気ままな帰宅部の更生ラブコメ!
放課後は己の好きなことに使う、そんな帰宅部生活を謳歌していた高校生・榊木彗は、美人教師から学年の問題児・日羽アリナの毒舌を更生しろと命じられる。「目障りだから消えてくれる?」「すまんな、俺に瞬間移動能力はないんだ」成績優秀・容姿端麗、なのに口の悪さでぼっちなアリナと、彼女の毒舌をジョークで打ち負かしていく彗。「アリナ、我々は今日からテニス部の手伝いをする」「はあ?」アリナのコミュ力向上のため口八丁で丸め込み、部活動や生徒会にも参加。徐々に彼女もデレを見せ始め……「可愛いって、し、知らないわよ!」自由気ままな帰宅部員と性格0点美少女の学園ラブコメ、カクヨムから大幅加筆&書き下ろし追加で書籍化!
(引用元:Amazon『毒舌少女のために帰宅部辞めました。』の内容紹介より)
1巻のみ発売中(2020年2月13日現在)
感想
ペロ…これは…『俺ガイル』の初期と同じ味がする!
美少女だけどなぜか毒舌で他人を寄せ付けない女子高生・日羽アリナとそんなアリナの毒舌を食らっても軽く受け流してひょうきんな態度で接していく主人公・榊木彗を描くラブコメ作品です。
うん、この作品は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の初期のころと同じ匂いがしますわ。
アリナにどんなに毒舌をはかれてもへこたれず、変人的な行動とトーク・態度で乗り切っていく彗が独白も交えて読者を笑わせてくれます。
そして二人で部活動の手助けをして交流を深めていくんですがアリナにはある秘密があって…といった感じで話は進んでいきます。
なんだかんだで少しずつ心を許していくアリナも可愛かったし、アリナの秘密を知り自分の中で真剣に悩む彗にも共感しやすい良作でした。
主人公の飄々とした言動や独白、変人的行動力が好きな人にはおすすめの作品です。
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