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毎回最後の引きが楽しみ…『薬屋のひとりごと』9巻の感想

 

 

ブコメ砲着弾確認!

 

主人公の猫猫(マオマオ)が様々な出来事に巻き込まれ色々な人と交流を持ちながら謎を解いていく様子も好きなのですが…

 

やっぱり一番の楽しみは猫猫と壬氏のラブコメよね!

 

うーん、今回も見せつけてくれましたわ。なんなんこの二人…一体いつくっつくんでしょうか?

 

今回は大きな事件も起こらず箸休め回的な感じはしましたけど、新キャラの様子や猫猫と壬氏の関係が色濃く描かれておりやっぱり面白かったです。

 

この作品は一度読み始めたら止まらなくなりますわ。超おすすめの作品です!

 

おすすめ度:★★★★☆

 

 

 

あらすじ

 シリーズ累計600万部!待望の最新刊では二人の「その後」が明らかに!猫猫と壬氏が船旅に.

壬氏の一世一代の行動の結果、
とんでもない秘密を共有することとなってしまった猫猫。
折しも後宮は年末年始の休暇に入る時期。
実家に帰りたくない姚は、猫猫の家に泊まりたいと言い出した。
とはいえお嬢様を花街に連れていくわけにもいかず、
姚と燕燕は紹介された羅半の家に泊まることになる。
一方、口外できない怪我を負った壬氏のために、
猫猫は秘密裏に壬氏のもとに通わなくてはならなかった。
できる範囲で治療を施していくが、
医官付き官女という曖昧な立場に悩まされる。
壬氏が今後さらに怪我を負わないとも限らないが、
医官にはなれない猫猫は医術を学ぶことはできない。
そこで、羅門に医術の教えを乞おうと決めるのだが――。

 (引用元:Amazon薬屋のひとりごと』9巻の内容紹介より)

 

ライトノベルは9巻まで発売中(2020年3月10日現在)

 

コミックスはサンデーGXコミックスからは7巻、ビッグガンガンコミックスからは5巻まで発売中(2020年3月10日現在)

 

 

感想

 

華佗の書』による倫理観

 

医師・研究者として問われる倫理観

 

壬氏の焼き印事件から外科的手法の必要性を感じた猫猫がそれを学ぶために養父の羅門(ルォメン)から宿題を出されるのが前半のお話となります。

 

まぁ要するに腑分けなどの倫理観を問う問題だったのですが…この倫理観を乗り越えられるかどうかは個々人の資質が大きいのかな~と思いました。

 

養父の羅門の思い出話は想像するとなかなかにきついお話でしたね。あんなことがあればそりゃ心もズタボロに擦り切れますわ…。

 

 

西都への旅路

 

暗殺不思議系面白女子

 

壬氏が西都に行くことになったため付いていくことになった猫猫ですが…その旅路では馬の家の長男の嫁・雀(チュエ)や実父である羅漢(ラカン)と色々と交流することになります。

 

その中でも新キャラとして登場したこの雀…暗殺系のお仕事を生業とする家から嫁いできた女性でしてね…手品がうまくて仕事もさぼる、毒見役も楽しそうに満喫しておりまさに自由奔放w

 

でも姑の叱責は怖いみたいでして…第2子懐妊のために夜の営みを頑張ろうとする姿が笑いを誘います。

 

そのうち持ち前の暗殺技能も炸裂しそうな気がしますので、次巻の活躍も楽しみに待ちたいと思います。

 

 

もにょもにょ壬氏

 

ヘタレ壬氏…だがそこがいい!

 

猫猫に惚れているがヘタレて直接的にアタックすることができない…むしろ焼き印事件を起こして暴走気味の壬士さんですが、もちろん今回もヘタレているため猫猫本人に対して何もできません。

 

でも焼き印事件により毎日猫猫に手当てしてもらえるようになったわけでして…そこはかとなく嬉しそうな壬氏に読者としてはニヤニヤしてしまいますw

 

壬氏も強引に行っても猫猫をものにすることができないことを分かっているんでしょうね。でもね…単純に恥ずかしくてヘタレている部分が半分くらいあるように思いますw

 

 

まとめ

 

読んでいたらいつの間にか引き込まれる面白さ!

 

読みだす前は「話が小難しいところあるし読む気がしないな~」と二の足を踏んでしまうのですが、一度読みだすと止まらなくなる面白さのある作品なんですよね。

 

今回は特に西都への航路をとったあたりから面白くなってきました。西都に連れていく人材や雀(チュエ)の自由奔放さに意外性が詰まっており飽きが来なかったからかもしれません。

 

さて、やっと西都に到着した猫猫たち…次の10巻ではどんな陰謀に巻き込まれるのか、壬氏との仲は深まるのか…とても楽しみです。

 

 

 

 

コミックス

 

 

 

 

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