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【漫画】『ブルーピリオド』7巻の感想…他人との比較は永遠の課題

 

 

苦しむ八虎と己が重なる…

 

いや~、予想した通り今回は大学という新しい環境に置かれて苦しむ八虎が描かれていました。

 

この八虎という主人公…才能が乏しい人がぶつかる壁にことごとく躓いていきますよね。個人的にはめっちゃ共感していますw

 

この作品は本当に…

 

漫画で読める自己啓発本や~w

 

何かに熱中したい人はぜひ読んでみるべき作品だと思います。

 

おすすめ度:★★★★★(満点)

 

 

 

 

あらすじ

 日常にどこか物足りなさを感じていた少年は一枚の絵と出会い、絵画の世界へと足を踏み入れた。初めて抱いた自分自身の熱望は人生を変えるーー!!快感、好奇心、劣等感、興奮・・・絵を描かない人にもグサグサ刺さるスポ根美術漫画、新章スタート!!

(引用元:Amazon『ブルーピリオド』7巻の内容紹介より) 

 

単行本7巻まで発売中(2020年3月25日現在)

 

 

 

見どころ

 

苦悩する八虎

 

大学に入るという目標に達した主人公・八虎…ですがさっそく周りに圧倒されたり講師の問いかけに答えられなくて自分の目指すべき方向性を見失います。

 

う~ん、他人と自分とを比較してしまう八虎の性質…

 

よくわかる!

 

「他人と比べることは意味がない」とかよく言われたりしますが…自分より優れていると思ったものを意識するなというのは現実的に無理がありますよね。自分の意志とは関係なく意識してしまうもんなんですよ…。

 

「他人を意識しすぎない」「自分中心に物事を考えられる」ことは正直一種の才能だと思います。

 

とりあえず漫画の感想としては最後に八虎が現時点での姿勢を見いだせて良かったって感じです。気持ちを切り換えられてよかった。

 

 

 

新たな出会い

 

大学に入ったことで博士一年目の新キャラ・花影さん(女性)と出会った八虎ですが…年上のお姉さんにいいように翻弄されておるw

 

でもこの花影さんが世田介の「大学は通過点」という価値観に対して「大学でしかできない経験・感じ方がある」と答えたのはどうにも心に残りましたね。

 

まぁこの言葉の価値は駆け抜けた後じゃないとわからないとは思うんですが…。でも駆け抜けた者としてはどうしても後輩にこういった言葉を送りたくなってしまうものなのですw

 

 

 

合格した者・落ちた者 

 

大学に入りさっそく壁にぶち当たってしまった八虎が再会した人物…それは予備校で同期だった桑名マキでした。

 

まぁふつうの漫画なら受験に失敗してしまったマキの方が苦しんでいると思うじゃないですか?

 

うん…どっちかっていうと八虎の方が憔悴してたねw

 

まぁマキも苦しんでいないわけではないんですが…「維持する努力」から抜け出せた解放感からか八虎ほど迷走してはいない様子。

 

そんなマキと話し、マキの気持ちを聞くことで自分の気持ちも整理していく八虎…

 

形は違えど同じ迷走している者の言葉だから八虎の心にストンと入ったのかな~なんて私的には思いました。これぞ親近感の効果の一つなのかもしれませんね~。

 

 

 

 

不満点

 

なし

 

この漫画の面白いところは八虎が一般的に思われている芸術家像とはかけ離れているタイプなところなのかもしれません。

 

論理的に考えて苦労するタイプというか…正直タイプの似ている読者に対してはめっちゃ深く刺さるんですよね。

 

私も例にもれずグサッと突き刺さっています。特に不満はありません。

 

 

 

 

まとめ

 

苦しみ悩む八虎を見て己を鑑みる

 

今巻の八虎をみていると自分を保つことの難しさを痛感させられますね。

 

「確たる自分を持つ」「他人と自分を比較しない」という姿勢は言葉にすると簡単そうなんですが…やっぱりなかなかできることではないですわ。

 

本当に『ブルーピリオド』という作品は八虎と自分を重ね合わせて色々と考えさせてくれるよくできた漫画ですね。そして自然とやる気がでてくるw

 

マンガ大賞で大賞受賞も納得の作品ですので、まだ読んでいない人はぜひ一度読んでみてください。きっとなにかしら考えさせられるはず!

 

 

 

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