あれ…おかしいですね…懐かしい気持ちで涙が出ますよ?
喫茶店のマスターとそんなマスターに片思いしてしまった男子高校生の姿を描いた作品『珈琲をしづかに』の2巻がついに発売されましたね。
端的な感想としては…う~ん、やっぱりとってもノスタルジック!
2巻でも懐かしく感じる想いや出来事が描かれておりました。
1巻と変わらず読んでいて微笑ましく感じる漫画でしたね~。自分の初恋も思い出してしまいましたわ…。
おすすめ度:★★★★☆
あらすじ
紫都香(しづか)への恋心を抱えながら、彼女がマスターを務める喫茶ユカリに通う高校3年生の波多野貴樹(はたのたかき)。ユカリを訪れるお客さんとのさまざまな出来事を通じて、少しずつ紫都香のことも知りゆくうち、貴樹にとって"大人"はいつしか"憧れ"から"なりたい自分"へと変わってきて……? 男子高校生と和服の年上女性が織りなす、苦いのに甘酸っぱいラブ×グロウアップストーリー、第2巻!
(引用元:Amazon『珈琲をしづかに』2巻の内容紹介より)
現在2巻まで発売中(2020年4月24日現在)
見どころ
懐かしい想い
この漫画を語るとき、すべてに紐づいているのは懐かしさではないかな~と思います。
・結婚についての価値観
・受験や将来への悩み
・部活での引退・続けた結果得たもの
・近所のおばあちゃんに飴ちゃんをもらう
などなど…エピソードを重ねるごとに自分はどうだったかを深く考えてしまいますね。
そしてそれらを思い出すことは今の自分を見つめなおす機会にもなったりして…。
大なり小なり色々と考えさせてくれる漫画だと思います。
貴樹と紫都香の関係
2巻では主人公・貴樹がヒロインである紫都香に見合う男になろうと意識して頑張る姿が1巻よりも描かれていたような気がします。
誕生日を迎えたおばあさんにクッキーを届けたり、自分の将来を考える材料としてカッピング会(豆の味をみる)に参加したり…。
そしてそんな多感な時期の貴樹に影響を受け、過去を含め自分を見つめなおしている紫都香もいるわけです。
お互いに影響を与え合っている様子が喫茶店の静かな雰囲気に包まれながら穏やかに描かれていました。
紫都香の中で貴樹の存在が大きくなっている様子も確認できましたし…二人の関係がどうなっていくのかとても気になりますね。
喫茶店の雰囲気
静かだけど温かさを感じられる喫茶店の雰囲気が感じられて非常に癒されました。
・店内のゆったりした様子
・椅子やテーブルなどの調度品
・店内背景の描写
などなど…実際にあったら行ってみたいな~と思える雰囲気ですね。
行きつけの喫茶店にも行きたくなります…。(コロナの影響にて現在自粛中)
気になる点
健吾?告白された…男かぇ?
最後の引きに今後大きく関わってきそうな「健吾」なる人物の名前が…。
ぐぐぐ…貴樹にまた大きな壁がはだかりそうな予感。兄貴だけでもいっぱいいっぱいなのに…。
あんまりドロドロとひっぱらずケリをつけてほしいところですね。
まとめ
主人公の悩みや想いに昔の自分が重なる作品!
受験や将来に悩んだり結婚について考えたり年上のお姉さんで妄想したり…どうしても多感な時の自分と重ねてみてしまいますね~。
そしてそんな貴樹に影響を受けていく謎多きヒロイン・紫都香も魅力的なわけでして…貴樹と紫都香の関係がどうなっていくのかとても気になります。
個人的には貴樹の想いが届いてほしいですが…果たしてどうなることか…。
「健吾」の存在も気になりますし…3巻も楽しみに待ちたいと思います。
あっ、あと各キャラクターの裏側が描かれたおまけも面白かったですw
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↓ 1巻の感想
似ている作品
君のお母さんを僕に下さい
母親として子供を大切に育てるシングルマザーとそんな女性に恋をした会計士を目指す青年のラブコメ漫画です。
年下の青年が年上の女性に釣り合おうと頑張り、その頑張りで徐々にヒロインも惹かれていくところが『珈琲をしづかに』に似ているかな~と思いました。
現在2巻まで発売中(2020年4月24日現在)
↓ 『君のお母さんを僕に下さい』の感想