2020年6月12日に発売した『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか』の最新6巻読みました。
おすすめ度:★★★★☆
あらすじ
織原さんとの秘密の交際が家族にバレた桃田だったが、思いがけない形で家族が増えたことをきっかけに、彼女との関係も一層深まっていた。
ところが――
「ウラが……部屋から出てこない!?」
文化祭のクラス代表になった浦野が、咲と口論の末に心を閉ざし、文化祭直前に引きこもってしまう。
中学時代の三角関係――今もなお浦野の心に根ざす過去に気づいた桃田は動き出す。
本気の恋を知った今だからこそ、できることがある。
そしてかつての「友人」も現れ――
「久しぶりだね、ウラ」
ふつうの恋も、禁断の恋も。甘くて尊い年の差純愛ラブコメ第6弾!!
(引用元:Amazon『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?』6巻のあらすじより)
感想
恋愛…それは最高にみっともなくなるものよな…
無事5巻で姉の説得に成功した主人公・桃田とヒロイン・織原さん…というわけで最新刊に二人のハプニングはなし!
↓ 5巻の感想はこちら
表紙にある通り制服姿の織原さんが再び登場しましたが…桃田のクラスメイトに悲しい勘違いをされただけで済みましたw
今回の話の中心となるのは桃田君の親友でひねくれ系男子・浦野 泉と過去に桃田に告白したことのあるギャル系女子・指宿 咲(いぶすき さき)。
あらすじの通り二人の間でトラブルが起こり浦野が引きこもってしまうという内容なんですが………うん……まぁ……
引きこもってしまってもしょうがないわなw
さすがに男子としてあれは恥ずかしいですわ。あんな風にいきなり図星を突かれたら…動揺するに決まってますw
浦野は恋愛に対するトラウマもあるからダメージさらに倍プッシュ!
誰が悪いわけでもなく…ただただタイミングが悪く…浦野が純情だった。
とまぁ浦野が引きこもってしまったわけですが、そこからは我らが主人公・桃田のターン!
浦野の家に行き話をすることに。
そこで浦野の本当の気持ちを聞くわけですが…
彼女と苦難を乗り越えてきた&ずっと浦野を見守ってきた桃田の熱い気持ちが炸裂!
「本気で好きになったなら誰だって最高にみっともなくなっちまうもんなんだよ」
うん………恋愛に対する一つの真理ですね。
人を好きになると…勝手に想像を膨らませて勝手に不安になって、周りからすると「こいつなんでこんなことで悩んでんの?」と思われてしまうほどちっぽけなことでウジウジ悩んでしまうんですよね。
こういう恋愛に対する真理に改めて気づかせてくれることがあるからラブコメ読むのが止められないw
というわけで桃田の熱い行動によりすべての歯車が動き出すわけでして…中学時代にドラウマを抱えてしまった人たちの結末がうまく描かれていたと思います。
あらすじに書かれていた作者の『失恋』に対する考え方も興味深かったですし…自分の経験と照らし合わせて色々と考えさせてくれる良い巻でした。
ちなみに7巻に関してはキリがいいところで終わっているためどんな展開がくるか全くわからない状態です。
まぁ今までの面白さから期待するしかないわけでして…7巻の発売も楽しみに待ちたいと思います!
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