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おすすめ度:★★★★☆
ヒロインのデレが急上昇、主人公の変態度も急上昇
先月末に発売された『剥かせて!竜ケ崎さん』の2巻を読みました。
相変わらず変態主人公にベタ惚れの爬虫類系ヒロインが可愛いのなんのってw
次第に主人公の変態性に感化されているところもポイント高し!
そして爬虫類の特徴をネタにして話にうまく盛り込んでいるのも見事。
いろんな意味で満足度の高い一冊となっておりました。ちょっと変わった甘めのラブコメが読みたい人にはおすすめの作品です。ぜひ読んでもらいたいですね。
あらすじ
あの〝変身事件〟以来、竜ケ崎さんは、今まで見せなかったような表情を見せるようになった。その顔を見ていると、胸がざわつくような、そんな気がする。
ぼくが好きだったのは、彼女の皮だけだったはずが――
開き直って大胆アプローチを続ける竜ケ崎さんと、彼女に少しづつ惹かれている自分に気付き始めた遊上君の皮から始まった【脱皮系】偏愛ラブコメディ!
――ぼくはリザードマンの女の子の抜け殻に興奮するド変態です。
ほんとうにごめんなさい。
(引用元:Amazon『剥かせて!竜ケ崎さん』2巻のあらすじより)
見どころ
デレデレ竜ケ崎さん
こりゃもう完全におちてますわ…
1巻で遊上君に助けてもらった竜ケ崎さんですが…元々デレていたものがさらにパワーアップしてデレデレになっていました。
・「かわいい」と言われるとほいほい遊上君の要求を呑んでしまう(ちょろい
・抜け殻で作った等身大竜ケ崎さんの完成をなぜか一緒に喜ぶ
・等身大竜ケ崎さんに着せる制服を遊上君に貸してしまう
・等身大竜ケ崎さんに着せる下着として自分が着用しているものを貸そうとしてしまう
・遊上君と結婚すること前提で日々を過ごしている
・遊上君専用抱き枕になって待ち伏せる
・「だいしゅきホールドして」とか言い始めちゃう
…………あれ?
ヒロインもかなり変人じゃね?
遊上君が度を越えた変態のため竜ケ崎さんの変態性が掠れて見えたということか…。
一人称もいつの間にか「竜ケ崎」に変化しちゃうし…
これはもうおちるというより沈んでますね。
でもそんな遊上君に一生懸命な竜ケ崎さんが可愛いわけでして…ニヤニヤせずにはいられませんでした。
うん…可愛い!
変態性パワーアップ
忘れたころにやってくる遊上君の変態性
竜ケ崎さんの遊上君への熱き想いがたくさん描写されている本編ですが…忘れたころに遊上君の変態性がぶち込まれてきます。
・トカゲ形態の竜ケ崎さんに添い寝してしまう
・舌が伸びる竜ケ崎さんに惚れなおす
・抜け殻から作った等身大竜ケ崎さんに本物の制服を着せようとする
・等身大竜ケ崎さんに着せる下着を借りようと本人に直訴
・竜ケ崎さんの尻尾の先を欲しがる
・竜ケ崎さんの尻尾の生え際を確認したがる
うん…まぁトカゲ形態に添い寝したり尻尾の先を欲しがるのは亜人が存在する世界なのでいいと思うんですよ。でもね…
抜け殻に本人の制服を着せようとするのはいかがなものか?
さらに下着まで完備させようと本人に下着提供を直訴するとか…
やっぱり遊上さんはレベルがちげーわ…
竜ケ崎さん本人に好かれているのに彼はいったいどこに行こうとしているのだろうか…。
遊上君の行動は「趣味は理屈じゃはかれない」ということを私たちに思い出させてくれますね…。
キャラクター増量
澤村君の受難
1巻の最後で遊上君と和解した同級生の澤村君…彼はクラスで唯一2人の関係を知る人物である…。
まぁおまけ漫画の内容なんですけどねw
屋上で2人が一緒に横になっているのを見かけたり、竜ケ崎さんが「だいしゅきホールド」をおねだりしている会話を聞いてしまったり…。
2人に困惑させられる澤村君がなんか地味にツボるw
これからもちょくちょく登場させてくれると嬉しいですね。
あとはクマの亜人の熊谷さん、女王蜂の亜人の蜂須賀さんなど、竜ケ崎さん以外の亜人もちらほら登場します。
こちらの2人が本格的に絡んでくるのは3巻以降になりそうです。
気になる点
特になし
?と感じるところは特にありませんでした。
まとめ
読みたいものをしっかり提供してくれた良作!
いや~、2巻も面白かったですね。
1巻では若干シリアスが入った内容でしたが、2巻は10割ほどラブコメしていました。
竜ケ崎さんの一途な想い&可愛さや遊上君の変態性など、読者が「もっと読みたいんだよ!」と思う内容をしっかり届けてくれたのではないでしょうか?
爬虫類の特徴もうまくネタにしていましたし…意外性と甘さに富んだ良作ラブコメだと思います。
3巻もとても楽しみです。
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