おすすめ度:★★★★☆
嬉しいキス…悲しいキス…終わりのキス…
7月9日に発売された『キスしてくれなきゃ死んじゃう』の3巻読みました。
いや~…今回も色々な感情がのったキスが炸裂ですわ~。
ヒロインの気持ちの変化でキスの尊さがここまで変わるとは…非常に面白い!
そして…実は3巻で最終巻です。
最終巻だと思って読まないと「なにこのいきなりな展開は…」となるのでこれは念頭に置いて読んだ方がいいかもしれません。
でもね、私…このいきなりな展開…嫌いじゃなかったんだな~w
グダグダにならず面白いまとめ方だな~と思いました。なんというか…時々読み返したくなる独特のまとめ方。
色々と荒い作品ではありましたが…その荒さを凌駕する魅力を備えた作品だったと思います。
ラブコメが好きな人…特にキスが好きな人にはぜひ読んでもらいたい作品です。
あらすじ
「接吻疾患」に罹っているクラスの美少女、上野原凛子の“薬”として、彼女とキスする関係になった佐藤祐太。そんな佐藤に惹かれる凛子に対し、佐藤は冷たい態度を取ってしまう…。ギクシャクする2人の関係は、思いもよらない診断結果で、さらに複雑に! キスから始まった2人の不器用すぎる恋の結末は…!?
(引用元:Amazon『キスしてくれなきゃ死んじゃう』3巻のあらすじより)
『マガジンポケット』にて連載。(完結済み)
単行本も3巻にて完結。
見どころ
キスシーン
愛しさと…切なさと…心強さと…
冒頭でも書きましたが…色々なキスを見せてくれました。
幸せなキスもあれば…悲しみのキスもあり…そしてすべてに決着をつけるキス…
もうね…96ページのキスとかやばいんですわ~。泣きはしませんでしたが凛子の気持ちを考えるとグッときました。
あとは…今回もキスが「うおっ?」となるタイミングで飛んできます。
この不意打ち感やコマ割りの大胆さもこの漫画の魅力の一つですね。
このキスの不意打ち性や大胆さ…作者には大事にしてもらいたいな~。
凛子可愛い
必死に佐藤にアピールする凛子が可愛い!
完全に佐藤に惚の字の凛子…自宅訪問やラブジェンガ、夏祭りで佐藤に意識してもらおうと必死である!
しまいには佐藤とのキスに備えて念入りに準備しだしたり…
可愛すぎか?
1巻・2巻でも魅力的でしたが3巻ではより積極的にアピールしていく凛子…読者的にはニヤニヤせずにはいられませんでしたw
怒涛のまとめ方
作者の努力が見える!あとラブジェンガの力な!
きっと連載中に編集から「単行本3巻以内におさめられるようにうまく調整してください」とか言われたんじゃないですかね?
いきなりフランス出てきて正直びっくりw
そしてフランスに行く必要があったのかよくわからずそこでもびっくりw
そのあともカラオケパーティーだったりラブジェンガ再びだったりサブキャラの話だったり…話があっちに行ったりこっちに行ったりの怒涛のまとめ方でした。
でもそんな怒涛のまとめ方でも凛子と佐藤のやり取りは魅力的に描かれていたわけでして…ラブジェンガであそこまできれいに持って行けたのは見事w
いや、ほんと最後は頑張っていたと思いますよ。多少二人の気持ちがうまく読み取れないところもありましたが…それさえも読者の感性にまかせることで綺麗に見せるという…まぁなんかとにかく作者は頑張ったと思いますw
気になる点
作画の安定性
佐藤の顔の安定感がねぇ!
まぁぶっちゃけ…作画は微妙かな~と思うところもあったり…
特に佐藤の顔(特に目か?)は妙にブレているw
でもまぁ…凛子は可愛く描けていましたし話は面白かったので個人的にはそこまで気にしていませんけどね。
作画が素晴らしいに越したことはありませんが…大事なのはやっぱり話の面白さよな~。
まとめ
素晴らしいキスシーンをありがとう
残念ながら3巻で終了となってしまった『キスしてくれなきゃ死んじゃう』ですが…キスのタイミングや艶めかしさ、凛子の可愛さや佐藤との関係で存分に楽しませていただきました。
個人的には一度読み始めたら止まらなくなるほど満足できた作品でしたね。
ともりんというライバルはいましたが、結局は佐藤と凛子…1対1の関係性をシンプルに描いてくれたのが自分の好みに合っていたのかもしれません。(グダグダせず3巻という短めの作品で終わってくれたのが逆に良かったのかも…)
この作者さんにはまたぜひキスシーンやヒロインの可愛さ、主人公との面白い関係に力を入れた新しいラブコメを作ってもらいたいものです。
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