おすすめ度:★★☆☆☆
相性が悪く、価値観が違い過ぎた!
23日から上映しているアニメ映画『どうにかなる日々』を早速見てきました。
(引用元: ぽにきゃん-Anime PONY CANYON公式チャンネルより)
原作(漫画)についてはまったく触れたことなし!情報は映画予告しかありませぬ。
上映時間は短めの1時間、見てきた感想としては…
なんかすっきりしねーなー
私の価値観と違い過ぎたためかいまいち楽しめませんでした。
う~ん、内容としては同性愛とかホモっぽく見せかけた男性教師の話、知り合いのお姉さんがAVに出演していたり性に敏感な年ごろの男女の話とか…そういった話が4つに分かれて詰まっていました。
そして、観ているとどうにも性に対する自分の価値観を意識させられましてね…。同性愛とかAV出演とか…自分がどのような価値観を持っているかによって作品の印象が大きく変わると思います。(PVでは分かりづらい生々しさよ…)
私個人としてはスッキリした話が少なくモヤモヤしたためか、観ている最中に鬼畜な妄想をして過ごすことになりましたとさ。
というわけでこの作品の評価は自分の価値観の確認と二次創作の材料の優秀性を加味して評価としては★2つ!
以下、各エピソードの感想と個人的妄想の産物をまとめてみましたので興味ある人はどうぞ。(自分の中で作品の評価が低かったため、結構ひどい本音と妄想になっております)
- 開始前に声優二人の対談あり
- エピソード1 「えっちゃんとあやさん」
- エピソード2 「澤先生と矢ケ崎くん」
- エピソード3 「しんちゃんと小夜子」
- エピソード4 「みかちゃんとしんちゃん」
- 総評
- おまけ
- 最近の映画記事
- 思い出した作品
開始前に声優二人の対談あり
本編開始前に上映館限定の花澤香奈さんと小松未可子さんの対談が流れました。
本編を観る前に対談を流されたため、正直作品についての感想を語られても「ポカーン?」といった状態に…。
申し訳ないんだけど…さっさと本編始まらんかな~と思いました。
エピソード1 「えっちゃんとあやさん」
あらすじ
「そういうワケで、ファーストキスは女の子なんだけど」
かつて同性からモテモテだった女の子“百合”は、いつのまにか男性と結婚。結婚式に友人として参加していたのは、百合の“高校時代の彼女”えっちゃんと、“短大時代の彼女”あやさん。元恋人の結婚式で傷心のふたりは、お互い惹かれ合い——
(引用元『どうにかなる日々』公式サイトよりhttps://dounikanaruhibi.com/episode/
)
要約するとかつて百合と付き合っていた女性2人が、百合の結婚をきっかけに出会い、付き合うことになるお話。
う~ん…
やっぱりエンタメ作品で百合とか俺無理だわ…
現実なら周りの視線や家族のことなど様々な苦悩を経てその道を選んだのかな~とか想像できるんですけど…エンタメ作品だとそこらへんがなぜか想像できなくて拒否反応が…。(どうにも重さを感じられなくて…)
う~ん、自分の価値観における柔軟性のなさを痛感してしまいましたね。
「なんでこいつらこんなに簡単にくっ付くん?周りにばれるリスクとか将来性のこととか考えているのか?」という考えがどうしても浮かんでしまうんですよね。同性愛をするには多大な覚悟が必要という価値観がどうしてもぬぐえないみたいです。
【上映中に考えていたこと】
「本気で百合を渡したくないなら全力で結婚を阻止すればいいのに…」と思いました。二人で百合のことをビッチと言っている場面がありますが…汚い言葉で愚痴るくらいなら後悔が残らないように行動すればよかったのでは?
というわけで百合が同性愛に走っていた事実を百合の夫か親戚たちに流す方法に一票。
情報を流しても結婚したり結婚生活が続いたら諦める…情報を流して婚約解消・離婚してしまったら「ざま~(^Д^)」と心の中で笑いつつ近づいて復縁。これでどうでしょうか?
個人的には傷を舐め合う百合展開より恋にスパッと決着が付くほうが好みなんですよね。
本編のように何も行動しなかったのなら…相手を愚弄するような愚痴はどんな場所でも控えるべきじゃないかな~。何もしなかった自分の責任として自分の中で処理してもらいたいところです。とりあえずビッチ呼ばわりはかわいそう。
エピソード2 「澤先生と矢ケ崎くん」
あらすじ
「先生、首、きれいですね」
味気なく、特に感慨もない卒業式の日。男子校の教師・澤は突然、生徒の矢ヶ崎に告白をされる。澤の波立つ心とは裏腹に、卒業式は変わらず毎年やってきて…。
(引用元『どうにかなる日々』公式サイトよりhttps://dounikanaruhibi.com/episode/
)
男性教師が卒業日当日、男子生徒に告白されてから少しずつ何かが変わっていくお話です。ちなみに男性教師が男子生徒と付き合うといった話ではありません。
まぁ私も最初は「また同性愛の話なのかな?」と思ったのですが…観ているうちに「こりゃただの同性愛の話じゃないな」ということに気づくことになりました。
はじめは男性教師も淡々とした気持ちで毎年卒業していく生徒たちを見送っていたのですが…男子生徒に告白されたことにより徐々に自分の本当の望み「少しでも生徒たちと心を通わせたかった」ということに気づいていくんですよね~。
最後に生徒たちと壮行会ができたのはとても良い締めだったと思います。
【上映中に考えていたこと】
最初はエピソード1に続いて今度も同性愛の話かと思いましたが、実は主題はそうではなく予想を裏切る流れに面白さを感じました。
そして最後の壮行会の提案で男性教師が本当に求めていることが分かったときは「なるほどな~」と感心してしまいましたね。
というわけで十分面白かったため、この話だけは妄想を行わず集中してみることができました。
エピソード3 「しんちゃんと小夜子」
あらすじ
「今だから言うけど、ぼくほんとはさみしかったんだ」
親に勘当された従姉の小夜子と、一時的に同居することになったしんちゃん。夏休みの宿題を一緒にしていた幼馴染み、みかちゃんとしんちゃんは小夜子が出たAVを興味本位で見てしまう。ふたりは戸惑う気持ちを抱えながらもそれぞれ成長していく——
(引用元『どうにかなる日々』公式サイトよりhttps://dounikanaruhibi.com/episode/
)
小学5年生の少年と幼馴染の少女、そしてAVに出て親から勘当されている従姉の関係を描いたお話。
ビデオがDVDとかではなくVHSの時代でAV出演…
今ほど人権ないからそんなに大っぴらにしたら危なくない?
大っぴらにして許される人なんて飯島愛くらいしかイメージないんだが…。
う~ん、正直ラブストーリー主題の作品でAV出演とか生々しい話はあまり聴きたくないのが正直なところ…なぜなら想像力豊かな私は本編に集中できなくなるからw
小夜子がAVに出演した理由もよく分からなかったしな~。家族背景的にお金の問題とかやむにやまれぬ事情じゃないような気もするし…
小学5年生のしんちゃんに対してあげっぴろだったし、ただの好き者にしか見えなかったかな。
あとは幼馴染のしんちゃんとみかちゃんの関係。中学2年と小学6年がチョメチョメしている話知っているとか…インターネットの普及も怪しい当時としてはませ過ぎじゃない?(都会だとそんなもんなのか?)
【上映中に考えていたこと】
AVが題材ということでまぁ考えることはエロい方になりますよね。
あっけらかんとAVに出演しているわけですから風俗で働いていてもなんら不思議はないわけで…ピンサロ・デリヘル・ソープ・AV再出演とどんどん深みにはまっていき抜け出せなくなる姿を想像しましたとさ。
想像力豊かすぎる自分が怖くなるぜ…。(遠い目)
エピソード4 「みかちゃんとしんちゃん」
あらすじ
「しんちゃんが誰にも言わないでって言ったから」
中学2年生になった幼馴染みの、みかちゃんとしんちゃん。しんちゃんの従姉・小夜子が出演した1本のビデオに未だ囚われながら、思春期の距離感ともどかしさが、ふたりを包むリアルな青春物語——
(引用元『どうにかなる日々』公式サイトよりhttps://dounikanaruhibi.com/episode/
)
エピソード3で出てきたしんちゃんとみかちゃんが中学2年生になったときのお話。
うん…まぁ…
みかちゃん最低
子供だから考えが足りなかったのか…それとも小夜子への嫉妬心が爆発した上での計画的な犯行か?
しんちゃんと絶対に誰にも言わないという約束を破り「小夜子AV出演」の件を友人に話して学校に広めてしまったみかちゃん…
これ一歩間違えるとしんちゃんいじめられるで?裏切られて危機にさらされたのに絶交しないしんちゃんのなんと器の大きなことよ…。
思春期にありがちの恋に振り回される感じが良く描けていたと思いますが…中学2年生だと恋に憧れて焦っている状態にも見えて痛々しさも感じてしまいました。
【上映中に考えていたこと】
従姉がAVに出演しているという秘密をバラしてしまったみかちゃんが手ひどい目にあう展開でも起きんかな~とかゲスいこと考えていました。
・しんちゃんに拒絶されしんちゃんに新しい彼女ができる
・しんちゃんがいじめにあい不登校に…みかちゃんに恨み言をぶつける
・将来みかちゃんも仕方なしにAV出演することになってしまう
などが頭に浮かびましたね~。
みかちゃんが中々にひどいキャラクターだったので鬼畜な妄想が捗ってしまいました。
あと最後に小夜子さんが結婚するという話も出ていましたが…周りには秘密にしていたAV出演が何故かばれてしまい、脅迫されるという展開もエンタメ的にはありだと思います。(ゲスい)
総評
1600円中400円くらいの価値!
男性教師の話の良さと妄想のネタとして個人的には400円くらいの価値があったかな~と思います。
色々と考えさせてくれる作品ではありましたが、面白いかと言われると?となる作品でしたね。
ぶっちゃけラブストーリー物というには性の匂いが思った以上に強すぎた!
強すぎてエロい妄想が捗ってしまいましたわw
まぁ予習しなかったこともあり、求めているものが違ったんでしょうね~。
この作品に求めていたラブコメ要素を満たすならライトノベルやメディアワークス系の青春物、純粋に性を楽しみたいなら官能小説やエロ漫画読んだ方が有意義かな~という結論に達しましたとさ。
よって私としてはこの映画を十全に楽しめなかったかな~と思います。同性愛やAV出演という内容に価値観や性欲、二次創作欲を揺さぶられない人なら楽しめるか?
あとは映画視聴後に原作漫画を試し読みしてみましたが、漫画としてならまた違った感想を持てそうでした。
↓ 原作(旧版と新装版がありますが新装版載せておきます。書き下ろしの追加あり)
1巻
2巻
おまけ
主題歌の『モノマネ』はかなり良い曲です。アーティストはクリープハイプというグループみたいですね。
この曲のおかげでPVの魅力が2倍くらい跳ね上がっていると個人的には思っています。
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