おすすめ度:★★★★☆
ジャンル:ファンタジー 戦記物 領地運営 策略 ラブコメ(小) 1対1
戦記物読んでいるな~って感じになる
今回は8月中旬に発売された『バートレット英雄譚』の3巻を読んでみました。
↓ 『バートレット英雄譚』の内容が知りたい方はこちら
感想としては…
気軽に読めるファンタジー戦記物
主人公や脇役たちが余計な雑事に惑わされず、みんな真摯に領地運営・防衛に取り組んでいるところに好感が持てました。(領地を守るために自分の役割をしっかり果たしている)
そして、自分たちに害を為す領主たちを見事な策略でもって撃破していく展開にスッキリ!敵側の心理を突いた兵糧攻めや仲違い戦法、偽装攻めなど…次から次へと出てくる作戦に飽きることがありませんでした。
また魔法などのチート火力がないのも新鮮だったかも。転生前の知識で得たウイスキーや水飴がある意味チートに当てはまるのかもしれませんが…戦闘面に関しては完全に中世の争い状態ですからね。前準備がモノを言う展開に読みごたえを感じました。
そんな面白さを感じる中、今回物足りなかった点を1つ上げるとするならば…
ラブコメ描写が少なめ!
元々ラブコメに重きを置いた作品ではありませんでしたが…3巻は特に少ない印象を受けました。主人公・ラムゼイは2巻にて妻のサンドラを娶ったわけですが…「これからどうなるんだろう?」とワクワクしていた私としては若干物足りなさを感じてしまいました。
が、全く満たされなかったというわけでもありません。ラムゼイとサンドラの間で子作りの話が出たり相棒のダニーが今度はゴン族の娘にアプローチをかけ始めたり…なんとなくこれからに繋がりそうな予感がしましたね。というわけでラブコメに関しては次巻以降に期待しています。
というわけで総評としては…策略・戦闘描写ともに読み応えのある非常に面白い巻でした。次から次へと出てくる作戦には本当に楽しませてもらいました。
ラブコメやサブエピソードが少なく感じたのは戦闘パートの巻だったと思えば十分納得できるものでしたし…満足度が高かったです。
今回のやりとりで隣国の存在など世界観も一気に広がりましたし…この先の展開も非常に楽しみですね。果たしてラムゼイは荒れていく情勢の中でうまく立ち回っていくことができるのでしょうか?4巻も購入したいと思います。
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