おすすめ度:★★★★★(満点)
読み進めるたびにオラわくわくすんぞ!
今月26日に発売された『桐谷さん ちょっそれ食うんすか! ?』の9巻読みました。
ははは、この漫画ほど読み進めるたびにワクワクする漫画はないのではなかろうか?
カブトムシとかタガメとか…次にどんな雑食が飛び出してくるかまったく予想できね~w
そしてその雑食には私たちが知っているものも多々あるわけでして…共感性も高い!
知識をダラダラひけらかして読者を置いてきぼりにしていないところも好感が持てますね~。
なんか元気出したい、変わったコメディ漫画が読みたいという人には超おすすめのシリーズです。この漫画を読まずしてコメディ漫画好きは語れねー。
はぁ…アニメ化しねーかな?(切望)
あらすじ
クセつよハンター・桐谷兄が堂々帰還! ついつい飲み明かしてしまった榊先生の二日酔いを救うのは……200倍のシジミ汁!?アジア旅行に惹かれて地域のグルメ大会に参加したり、クリスマスにサンタの相棒に手を出したり、お正月には雑食おせちを賭けて花札バトルをしたり……! 季節のイベント盛りだくさんでお送りする、雑食づくしの第9巻です!☆9巻の献立☆・超巨大シジミのみそ汁・タガメェードとタガメインゼリー・侵略!外来種鍋・トナカイ丼・花札おせち・カブトムシのスイカ添え
(引用元:Amazon『桐谷さん ちょっそれ食うんすか! ?』2巻のあらすじより)
現在『漫画アクション』にて連載中。(2020年7月1日現在)
コミックスは9巻まで発売中。(2020年7月1日現在)
見どころ
怒涛の雑食ラッシュ!
世の中には私たちの知らない食べ物が溢れている(遠い目
1冊の中にこれほど雑食が詰まっている漫画は他にあるのだろうか?…いや、ない!
私たちが知っているものもあれば知らないものもある…今回もこれでもかというほど雑食料理が登場しましたね~。
・二日酔いを吹き飛ばせ!
・夏の味覚
『カブトムシ~スイカを添えて~』
・タピオカブームに乗っかれ!
『カエルの卵ドリンク』
・フルーティーな香りが癖になる!
・優勝はこいつでもらった!
『侵略‼ 外来種鍋』
などなど…
はははっ、
自分では絶対食べたくねーなw
でもキャラクターがちゃんと食材の説明や味の感想を伝えてくれるから非常に分かりやすいわけでして…
次はどんな雑食が出てくるか…読んでいる間ワクワクが止まりませんでしたわw
熱きチームワーク
これが雑食チームワークだっ!
いつもは先生と桐谷さんの夫婦漫才が多いんですが、9巻では商店街の料理大会がメインの話となっていました。熱き4人の雑食高校生が力を合わせて優勝を目指します。
はじめは意見が合わず仲違いしていたメンバーですが…雑食道大先輩のアドバイスを曲解して力を合わせていざ大会へ…
インタビュアーや審査員を困惑させながら調理を進めるのでした。
そして料理の完成直前になぜか落ち込む一同…「何かが足りない…」
そこに満を持してかっこよく登場する昆虫マイスター楢崎(ならさき)!
この時点でこのシリーズを読んできた読者はこう思うわけですよ…
「あっ…こりゃあかんやつくるで…(笑)」
そして料理が完成、審査がはじまるわけですが…
説得力のある謎の統一感で審査員たちを翻弄するのでしたとさ。
うん…まぁ…
いつもとはちょっと違う流れの長編ですげー面白かったw
まさかきっちり料理大会の内容までやってくれるとは思わなんだ~。メンバーそれぞれの見せ場もしっかり確保されておりうまくまとまっていたと思います。
ゲーム性たけーな おい!
料理を遊びにしてはいけない…でも完食される雑食なら多少許される気がするw
というわけで今回は若干エンターテイメント性高め。
毒草が混ざっている野草ロシアンルーレットや花札の絵柄に合わせた雑食が食べられる花札おせちなど「その発想はなかった!」という展開がちらほら。
特に野草ロシアンルーレットは現実で真似してはいけないものだと思いますが…
漫画としてはちょっぴりスパイスのきいた意外性のある考えだと思いました。
気になる点
兄の出番少なくね?
兄の出番がいつもの材料お届けと大して変わらなかった!
8巻の次回予告では兄貴帰郷がフォーカスされていたような気がしますが…どっちかっていうと商店街料理大会がメインでしたね~。
兄貴の役割はいつもと変わらず雑食を置いていっただけ…
せっかくスーパークセ強ハンターの兄貴が帰ってきたんだからそこは兄貴と桐谷さんが協力して料理するなど一工夫してほしかったところ。
話の途中ですぐ旅立ってしまったのはちょっともったいないな~と思ってしまいました。
まとめ
今まで積み重ねてきたものが実った気がする!
個人的には今まで★4の評価が多かったのですが、ここにきてついに★5に到達しました。
その要因は…やっぱりチームワークかな~。
今までは他雑食メンバーと一緒に行動することはあっても何かの目標に向かってそれぞれの特技を駆使して挑んでいくといったことはなかったんですよね。
今回は見事にそこが描写されていたわけで…雑食の登場以外にもチームワークでワクワクさせていただきました。
さすがに毎回やられるとくどくなりそうですが、時々は明里先生や校長先生、猟師のじいちゃんなどの脇役も組ませて謎のチームワークを見せてほしいですね。なんか新たな連鎖反応が起きそうw
さて、待望の10巻は今冬発売予定とのこと。ピラニア茶漬けや昆虫マイスター楢崎の妹登場とか…楽しみしかないw
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