鬼となってしまった妹を人間に戻すため、鬼と戦うものがいた…
そんな青年・竈門炭次郎の戦いや成長を描くバトル漫画「鬼滅の刃」。現在アニメが絶賛放送中です。週刊少年ジャンプで連載しており原作コミックは15巻まで発売中。作者は吾峠呼世晴さん。
【概要】
「鬼滅の刃」の主人公は、町のはずれで家族と暮らしていた竈門炭次郎。
町に炭を売り歩いて生活していたが、留守中に家族を鬼に惨殺される。唯一助かった妹・禰豆子を伴い、鬼となってしまった禰豆子を人間へ戻すため、鬼との戦いに身を投じるのであった。
少年漫画らしく、旅の途中で様々な戦いや友情を経験して成長していく話です。
【見どころ】
①増える仲間
炭次郎の純粋な心や優しさで仲間がどんどん増えていきます。これも少年漫画の見どころですよね。
はじめは反目していた鬼滅隊のメンバーも、炭次郎と一緒に戦ったり関わったりすることで自分を見つめなおし考え方が変わっていく…。
そして炭次郎に協力してくれるようになり仲間が増えていく…少年漫画の醍醐味ですな~。
②炭次郎の優しさ
炭次郎の優しさはとどまることを知らない…。炭次郎は味方にも敵にも優しいんですよね。
鬼が鬼になるのにはそれなりの事情があり、においで人の気持ちが何となくわかる炭次郎はその気持ちを読み取ってしまうんですよ。そんな想いをくみ取って、敵の最後に救いの言葉や態度を投げかけるシーンが多く描写されています。
ただ敵を敵として討つだけでなく、敵の想いさえも感じ取って優しい言葉をかけられる炭次郎。めっちゃええ主人公ですわ。
個人的には、この漫画の一番の魅力は炭次郎の優しさの描写だと思います。
③個性的な仲間たち
この漫画は仲間が増えてきてからのほうがおもしろいです。3巻くらいから徐々に仲間が増えだすので、そこからがおもしろさの本番かな~と思います。
特に好きなのは我妻善逸ですね。俗にいうポップポジション(弱虫ポジション)。
弱虫でビビりだけど、ここぞというときには必ず仲間のピンチに駆けつけています。
また、技を一つしか覚えていないところも好ポイント。鍛えに鍛えて必殺技にまで昇華しているという設定…かっこよくないですか?
日常シーン・戦闘シーンともによくいじられ、「鬼滅の刃」を明るく盛り上げてくれる良キャラクターだと思います。禰豆子との仲もどうなるか気になるところ。
【総評】
アニメ化するにはアニメ化するだけの面白さがあるんだな~ということを再認識する作品でした。
やっぱり少年漫画はいいですね~。ピンチピンチの連続ではありますが、徐々に仲間が増えていき乗り越えていく…。カタルシスを感じずにはいられないっ!
まぁ技がたくさん出てきて区別が付きづらい、なぜか伏線もない(わかりづらいだけ?)のに急に問題が解決してしまうなど気になるところもありましたが、一気に読み進められる面白さがあったので問題なし。
これからもチェックしていきたいと思います。