胸がキュンキュンしやがるぜ…
この『珈琲をしづかに』という作品は高校3年生の主人公と喫茶店の女性マスターとの関係を描いたものですが…主人公の片思いや悩みに胸がキュンキュンしますわ…。
なんか昔の自分と重ねてしまいましてね…私も思春期に「大人とは何なのか?」ということを考えたり年上の異性に憧れたりしましたわw
内容的には主人公視点の静かなラブコメ漫画です。
読んでいると「大人の定義」や「初恋」について色々と考えさせられますよ。
あらすじ
"大人"への憧れを抱く高校3年生の波多野貴樹(はたのたかき)は、長らく閉店していたはずの古びた喫茶店で、静かにカウンターに佇む年上の女性に心奪われる。どこかはかなげな「しづ」と呼ばれる彼女が気になってその喫茶店・ユカリに通い始めた貴樹は、店を訪れるさまざまな客とのふれあいを通じて少しずつ“大人”というものを知っていく――。 少年と年上の女性が織りなすほろ苦いラブ×グロウアップストーリー!
(引用元:Amazon『珈琲をしづかに』1巻の内容紹介より)
月刊誌の『モーニング・ツー』にて絶賛連載中。(2019年10月31日現在)
単行本は1巻のみ発売中。(2019年10月31日現在)
↓ 試し読みはこちらから(48ページある1話目が無料で読めます)
おすすめ度
★★★☆☆
男子高校生の大人への憧れや年上の女性への恋心を楽しみたい人は★4で。
感想
①大人について考える主人公
大人の定義は大人にも分からない…
高校3年生の主人公・貴樹(たかき)が大人とはなんなのか考える姿に共感できますね~。
私も思春期に考えたことがありますが…実際に年をとってみると大人も思ったより大人でないことが分かってきます。
必死に自分の考える大人を演じているというのが一つの正解なんじゃないですかね?
ヒロインの紫都香(しずか)の「追いかけ続ける理想の姿」という表現が妙に腑に落ちました。
②主人公の想い
お姉さんに憧れる気持ち…分かる
思春期というのはなぜか年上の異性に惹かれてしまうものなんですよね~。
自分でも惹かれている理由がよくわからなかったり恋心に気づかなかったりするんですが…貴樹の様子はそういったものを思い出させてくれますw
初恋は実らないと言いますが…貴樹の想いは実ってもらいたいですね。
③ヒロインの過去
変わり者ヒロインの過去
高校生時代に「好きという感情がよくわからない」と他人に漏らしていた紫都香。
………うん、このヒロインも変わり者だ!
果たして20代になって紫都香は高校時代には分からなかった感情を理解できたのか…1巻では結局分からずじまいでした。
告白された相手ともどうなったかまだよくわかりませんし…2巻も非常に楽しみです。
まとめ
思春期男子の感情が的確に描かれている…
気になる人のことを考えると心臓がバクバクしたり大人の定義について考えたり… この作品は思春期男子の気持ちをうまく描いていますね~。
過去の自分を思い出しながら「そうだよな~」とか「こんな行動するよな~」とか色々と感じ入りながら読んでしまいました。
皆さんも思春期を思い出してみたくなったらぜひ読んでみてください。色々と物思いにふけることが出来るかもしれませんよ?