悩みながらも親密になっていく様子が面白いな~
いよいよ同棲が始まった二人ですが…距離が近づいたから起きてしまうハプニングもあるわけでして…
嫉妬する名取や気遣いにブチ切れる麻子など…6巻も二人の様々な面が見れて飽きることがありませんでした。
『あせとせっけん』は嬉しいことだけでなく苦しいことも丁寧に描いた傑作ラブコメ漫画だと思います。
おすすめ度
★★★★★(満点)
バレンタインデーやデートでのハプニング、同棲での嬉しさ・悩みなど話が流動的でとても面白かったです。
今までも感情豊かでしたが、6巻ではより二人の真摯な想いが表に出ていましたね。
あらすじ
女性に人気の化粧品&バス用品メーカー・リリアドロップに勤める、汗っかき女子・八重島麻子は、同じ会社でせっけんの商品開発を担当している超絶嗅覚の持ち主・名取香太郎と社内恋愛中! 彼のにおいフェチぶりに振り回されながらも、一人の女性として順調に成長…! 新居も決まり、ついに同棲がスタート! ただラブラブイチャイチャするだけではなく、結婚を見据えたカップルとして少しずつ階段を上る、アダルトでオトナな6巻です。バレンタインのサービス回もあり!!
(引用元:Amazon『あせとせっけん』6巻の内容紹介より)
WEB配信の週刊Dモーニングで連載中。2019年10月からは雑誌媒体のモーニング(毎週木曜日発売)でも掲載されることになりました。(毎週連載)
単行本は6巻まで発売中。(2020年1月26日現在)
↓ 試し読みはこちら(3話まで試読可能)
感想
丁寧に作られたシナリオ
一つ一つのイベントがカップル力を高めていく
『あせとせっけん』はラブコメですが、個々のイベントとしてはそれほど突飛な出来事はないんですよね。現実にあったとしてもおかしくない話ばかりです。
でもその一つ一つが二人の性格に合わせて丁寧に調整されています。読者がより共感しやすいように仕上げられているといえばいいんですかね?
この共感性の高さが面白さの秘訣なんじゃないかな~と個人的には思っています。
今回も好きな人のために何かをしてあげたい…嫉妬を感じてどうしようもない…そういった誰もが感じたことのある気持ちが各所にちりばめられていました。
「自分ならどうするかな~」と考えながら楽しく読むことができましたね。
恋は人々を振り回す
感情制御は難しいもんだよね…特に色恋に関しては…
世の中には不倫や浮気を「なんでするんだろう?馬鹿だな~w」という人もいますが…色恋というのは駄目だと思っても我慢できない…それだけ強いエネルギーを持つものなんじゃないですかね?
ラブコメというのはそういった感情の強さ・揺らぎを楽しむ側面もあるわけでして…6巻の『あせとせっけん』の内容としては…
プラスの面では麻子のちょっとエロい下着選びや同棲への覚悟の完了
マイナスの面に関してはデート中の激しい嫉妬や気遣いからの麻子爆発…
などなど…より感情の激しさが前面に押し出された内容でした。
ソワソワしたり喜んだり怒ったり落ち込んだり…感情の揺らぎがとても大きくてラブコメとして実に面白かったです。
サブキャラの恋
営業課の立石の恋が気になる…
4巻くらいから名取の同僚・立石渉(たていし わたる)の恋バナが時々入ってくるんですが…こいつの話が地味にジーンときます。
立石自身は一年前に同棲中の彼女に振られているんですが…その時の経験から名取にアドバイスをしたりして非常に良い立ち位置にいます。
そんな彼なんですが…元カノのシホちゃん(本編未登場)に未練タラタラなわけでして…
これからどうなるのか本編と同じくらい気になる!w
願わくばシホちゃんに会いに行き寄りを戻してほしいですが…果たしてどうなるのか…。
まとめ
6巻まで続いても失速しない安定の面白さ
1巻発売からずっと追いかけてきましたが、付き合ってからの段階を一つずつ丁寧に描いているため飽きることがありませんね。
特に6巻は名取の激しい嫉妬に熱さを感じました。嫉妬・独占欲はラブコメの最高のスパイス!
次回7巻はいよいよ名取家と麻子の対面だそうですが、たしか名取の母は視力を失っていたはず…
どんな出会いになるのか非常に楽しみです!
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