順風満帆!
10月23日発売の『あせとせっけん』の5巻読みました。
う~ん、対外的には順風満帆ですね。「何かトラブルが~」とかそういうのは全然なくて、2人の気持ちや麻子の親の気持ちなど内面的な部分が多く語られていました。
日常生活の中で誰もが直面しそうな想いであるからこそ共感性が高く読んでいて面白いのかもしれませんね。
また、5巻には特装版も用意されておりまして…そちらもすごく充実しておりました♪
迷ったら特装版を買った方がいいと思いますよ。
あらすじ
女性に人気の化粧品&バス用品メーカー・リリアドロップに勤める、汗っかき女子・八重島麻子は、同じ会社でせっけんの商品開発を担当している超絶嗅覚の持ち主・名取香太郎と社内恋愛中! 彼のにおいフェチぶりに振り回されながらも、一人の女性として順調に成長中…! 同棲を始めることが決まり、カップルとしても成熟してきた二人。クリスマス、年越し、実家訪問、そして家探しと、さらにさらに絆を深める第5巻です。
(引用元:Amazon『あせとせっけん』5巻の内容紹介より)
WEB配信の週刊Dモーニングで連載中。2019年10月からは雑誌媒体のモーニング(毎週木曜日発売)でも掲載されることになりました。(毎週連載)
単行本は5巻まで発売中。(2019年10月23日現在)
↓ 試し読みはこちら(3話まで試読可能)
おすすめ度
★★★★☆
いつもより展開が大人しめでワクワク感は薄かったため★4で。
通常版と特装版で迷ったなら特装版を買ったほうがいいと思います。お得感がすごいです。
感想
①同棲に向けて
悩んで決断した後のワクワク感よ!
同棲について4巻で2人の気持ちはだいぶ固まったため、あとは家族の承諾や物件探しといった具体的な準備に話が移っていきましたね。
↓ 4巻の記事
クリスマスの行事をこなしつつ麻子の実家への挨拶や不動産での物件探しなど、不安になりつつもワクワクこなしていく2人の姿がとても微笑ましいです。
社会人らしくきちんと相手の親御さんに挨拶したり相手の仕事の忙しい時期を気にして予定を調整したりしているのが真剣味を増しており非常によろしいと思いました。
②親の気持ち
子供の成長はうれしくもあり寂しくもある…
麻子の父親の純粋な問いかけとみんなが帰った後に寂しさに暮れる母親の姿がとても印象的でした。
父親の「保険」発言ももっともだな~と思いましたし、母親の感じた寂しさもグッと目頭に来るものがありましたね。
この丁寧な気持ちの描き方が『あせとせっけん』という話に深みを持たせていると思います。
③特装版について
特装版は買い!
300円ほどプラスされますが、特装版を買いました。
内容としましては
・名取の同僚の眼鏡・涼村のダーツの話
・麻子の実家の猫・まろ助の話
・大蔵部長のプライベートの話
の短編が3本。それにプラスして
・作者がTwitterに挙げた『あせとせっけん』のイラストまとめ
・作者がTwitterに挙げた名取・麻子の性転換バージョンの漫画
(嗅覚女子×汗かき男子)
・作者がTwitterに挙げた名取と麻子のちょっとしたイチャイチャ漫画
などなど、ボリューム盛りだくさん。
個人的に特に面白かったのは「大蔵部長のプライベート話」と「嗅覚女子×汗かき男子」ですかね~。
「嗅覚女子×汗かき男子」なんてスピンオフでもう1作作れるレベルなんじゃないでしょうか?むしろ読みたいですw
プラス300円の価値は大いにあると思いますので、迷っている人は特装版を買うべきです。
まとめ
5巻は同棲への具体的な準備をする巻であった
二人の心の問題は4巻で解決していたため、5巻は外堀を埋めるように同棲に向けての具体的な話を中心に描かれていましたね。
奇をてらった展開などはありませんでしたが、それぞれの登場人物の熱い思いがそれぞれの行動に込められており心にジーンとくるお話が多かったです。
さて、いよいよ6巻では同棲がスタートする様子。二人がどんな同棲生活を送っていくのかとっても楽しみです!
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