謎を解いていく展開でグイグイ読ませてくれる面白さがある!
今回ご紹介していくのはアニメも放送開始された「炎炎ノ消防隊」。
アニメ1話を観た後に漫画も最新刊16話まで一気読みしてみました。
展開は先が気になってグイグイ読ませてくれる力がありましたね。天照の正体は「なるほどね~」と思わせてくれました。
一方でキャラの掘り下げが浅く、物足りなさも感じました。もうちょっとキャラクターの心情に感情移入できるとさらに面白く感じられたかも…。
【あらすじ】
全人類は怯えていた──。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔ビト”となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命! とある理由から“悪魔”と呼ばれる、新入隊員の少年・シンラは、“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に、“焔ビト”との戦いの日々に身を投じる!! 燃え上がるバトル・ファンタジー、始動!!
(引用元:Amazonの「炎炎の消防隊」1巻の内容紹介から)
あらすじに書いてある通り現実の消防隊に沿った話ではなく、ファンタジー系の作品でした。週刊少年マガジンで連載中。(2019年7月現在)
↓ アニメPV
↓ アニメはGYAO!にて第1話から最新話まで常に無料で配信中。
作者は大久保篤氏。月刊少年ガンガンで連載されていた「ソウルイーター」の作者さんです。
【感想】
①この作品はバトルファンタジー作品
タイトルや表紙だけ見ると「め組の大吾」的な漫画を連想しちゃうよね!
結論から言うと全然違う作品でした。特殊能力とかばんばん出てきますね。
系統的には「青の祓魔師」や「ブラッククローバー」など特殊能力を持つ者たちが戦闘していくバトルファンタジー作品になります。
リアルに近い消防隊の話ではないので気を付けましょう。
②先が気になる展開
こうなって…ああなって…こうなってんのっ?
この作品の一番の魅力は先が気になる展開だと思います。
主人公の過去から始まり、焔ビト誕生の謎に迫っていく中で様々な真実や裏切りが明らかになっていきます。
このミステリアスな展開に引っ張られて16巻まで一気に読み続けることができました。
③あっさり目のキャラクター性
キャラクターの掘り下げがあっさり目
多数のキャラクターが出てきますが…一人一人のキャラクターの掘り下げはあっさり目です。
ぶっちゃけ…主力陣のキャラクターの掘り下げさえあっさりしていますね。
同じ第8特殊消防隊の仲間であるシスターやマキさん、アーサーあたりはもうちょっと回想とかいれて掘り下げてあげてもいいんじゃないかな~?とか思います。
あまりキャラクターたちの過去や心情が語られないと感情移入しづらいんですよね。結果、作品の熱量を感じづらいというか…。(個人差あり)
あっ、第1特殊消防隊の環さんの「ラッキースケベられ」は発想が斬新ですごく面白いと思いました。ナイスエロス。
④ヒロインがいない
この作品…ヒロインいなくね?
バトルファンタジー作品にしては珍しく「これだっ!」っていうヒロインが存在しませんでした。
はじめはシスターやマキさん、環さんなどがヒロインになるかな~と予想していたんですが…最新刊16巻まで特にヒロイン現れずw
結果、ここでも若干の物足りなさを感じたり…。
安〇先生…俺…恋愛要素が欲しいです…。
まとめ
読んだ感触としてはガンガン系に近い作品かな~と思いました。(連載しているのは週刊少年マガジンですが)
第二世代・第三世代能力者や焔ビトの設定など世界観は面白く練られており、そこが先の展開が気になるという魅力を生み出しているのかもしれませんね。
その半面キャラクターがたくさん出てきており、掘り下げが足りないため活躍を見てもいまいち盛り上がらないこともしばしば…。
どちらかというとキャラクターとの共感性(人情)よりも練られた設定や意外な展開、勢いのある戦闘が好きな人向けの作品なのかもしれません。
まぁぶっちゃけ…特殊能力バトル大盛りでおっさんが読むにはなかなかにきつい作品でしたw
似ている作品
RAVE
バトルの展開の仕方がなんか似ている気がします。
鋼の錬金術師
世界の謎を解き明かしていく感じが似ている気がします。