(ネタバレなし)
本日から公開の映画「ニノ国」観てきました。
(引用元:ワーナー ブラザース 公式チャンネル)
結論としては…
面白くはなかったな^_^
愛する人を選ぶか幼馴染たちを選ぶかという重めなテーマの割に、話の内容としては薄味というか子供向けな感じです。
つまらなくはないんですけど…面白いとも感じませんでした。
重めなテーマで惹きつけた年齢層と作品の雰囲気がかみ合っていなかったといいますか…
正直ターゲット層がよくわからないw
とりあえず2回目の視聴はないかな~と思います。
というわけで、正直な感想書いていきます。
↓ 観に行かない人向けの記事も書いてみました
あらすじ
頭脳明晰で、心優しい秀才のユウ。
バスケ部のエースのハル。
そしてハルの恋人コトナ。
同じ高校に通う幼馴染の3人は、かけがえのない親友だった。突然の事件が起きるまでは―。
ある日突如ユウとハルが迷い込んだ見知らぬ場所、そこは想像を超えた魔法の世界「ニノ国」。
現実(一ノ国)と隣り合わせにある、この美しく不思議な世界で、
2人はコトナにそっくりなアーシャ姫と出会う。
どうやらニノ国には、一ノ国と命が繋がっている”もう1人の自分”がいるらしい。
アーシャ姫に死の呪いがかけられたことをきっかけに、ユウとハルはふたつの世界に残酷なルールがあることを知る。ニノ国で尽きるはずの命を救えば、一ノ国の人間がその代償を払うことになるというのだ。
そしてニノ国ではアーシャ姫が、一ノ国ではコトナが、死の呪いにかけられていた…。
ふたりの彼女、救えるのはひとつの」命…。
明るく健気なアーシャ姫を守りたいユウと、コトナを助けたいハルに突き付けられた残酷なルール、ふたりが下した〈究極の選択〉とは―。「愛する人を救うために〈命〉を…。」
(引用元:映画「ニノ国」公式ホームページより)
ターゲット層不明
テーマと作品のターゲット層が合っていない(泣)
・予告を観て興味を持つ人
→愛する人と恋人の命を懸けての親友同士の葛藤や対決が楽しみ
→悩みながら進む少しだけ重めの展開を期待
・実際の映画
→悩みも浅く展開も早めで子供向け
親友と戦ったり愛する人たちや幼馴染を天秤にかけるんだから、嘔吐したり叫び声を上げたりするシーンくらいはあってもいいんじゃないかな~と思いました。
主人公や親友の悩みや葛藤の描写がイマイチ足りない感じがしましたね。
掘り下げが浅い
愛する理由…本能か?
主人公がヒロイン(姫)に惹かれる理由やヒロイン(姫)が主人公に惹かれる理由がよく分かりませんでした。
ちょっと話して触れあっただけで異常に仲良くなっているんですがw
他にも浅慮な国王やヒロインの大したことない悩み、主人公や親友の葛藤の薄さなど全体的に掘り下げが浅めで不自然さがぬぐえませんでした。
ダイジェストや回想を入れ、もう少しヒロイン(姫)との触れ合いや国王・騎士団とのエピソードを増やしてくれればもう少し説得力が出たんじゃないかな~と思うんですけど…。うーん、物足りないです。
主題歌は良いのに…
挿入歌に使って盛り上げるというアイディアはなかったのだろうか?
主題歌は須田景凪氏が歌う 「MOIL」。
(引用元:須田景凪 バルーンのチャンネルより)
この主題歌…サビの「大人になった 大人になってしまったみたいだ」というところが妙に耳に残るんですよね。
良い曲なので挿入歌として使えば盛り上がったんじゃないかな~と思いました。
声優
ヒロインの声が合わなかった
ヒロインの声優さん(永野 芽郁さんで女優さん)には悪いんですが…イマイチかな~と思いました。
どうにも棒読みに聞こえて…違和感が最後まで抜けませんでした。
ひょっとしたら主人公や親友に比べて出番が多少少なかったことも影響しているのかも…。
戦闘シーン
剣一振りで大体倒せる
迫力はあまりありませんでしたね~。
魔法とかはあまり描写されておらず、剣を一振りして一人ぶっ倒すような原始的な戦闘です。
驚くような工夫や戦術、必殺技も特になかったのでちょっと刺激は少なめですね。
そう考えると…「ドラゴンクエスト ユアストーリー」の戦闘はよく練られていたんだな~と今更ながらに思います。(酷評されていますが、最後以外は面白い作品だったと思います)
↓ 「ドラゴンクエスト ユアストーリー」の感想
まとめ
テーマは10代~20代向けなのに中身は5~10歳向けくらいの雰囲気
テーマは「愛する人と幼馴染たちの命を天秤にかける」ということですごく興味を魅かれました。
でも雰囲気や人物同士のやり取りが分かりやすさ重視であっさりしていたため物足りなさを感じました。
5~10歳の子供が「愛する人と幼馴染たちの命を天秤にかける」という少し重めのテーマに食いつくとも思えませんし…食いつくとしても戦闘中心の作品の中での話となるのではないでしょうか?(ワンピースとか)
そうなるとこのテーマに食いつくのはもう少し上の年齢層か悩みや葛藤という演出に弱い層になると思うんですが…そうなると子供向けの雰囲気がつらい…。
一体この作品のターゲット層はどこだったのか本当に謎です。
「愛する人と幼馴染たちの命を天秤にかける」というテーマが魅力的だっただけに、掘り下げが浅く物足りない作品になってしまったことは非常に残念です。
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