面白いけど…普通になってるじゃねーか!
『渡る世間はバカばかり』がとても面白かったので同作者の『女が苦手なヤンキーと少女の話』も読んでみました。
結論としては…
面白いけどなんか『渡る世間はバカばかり』ほどの勢いがない感じ
純情ヤンキーとロリ女子高生のお話でとっても純情です。二人とも可愛いですしテンポもよくて面白いんですが…
代わりに『渡る世間はバカばかり』で輝いていたお笑いゲス要素が減ってしまいました。
↓ 『渡る世間はバカばかり』の感想
まぁ同じテーマで作っているわけではないので仕方ないのでしょうが…個人的にはキレのあるお笑い要素が弱まってしまったのが残念でした。
あらすじ
女の子は苦手だけど、ちっちゃいおまえは特別!?
女の子が可愛くて苦手なヤンキー男子高校生・熊田が図書館で出会ったのは、ちっちゃい子供…じゃなくて、同い年の学年一位の秀才・さやかだった!
さやかとは普通に接することができる熊田…
それは小さいからなのか、特別だからなのか…!?
作者Twitterにて大人気のベイビーラブコメついに書籍化!
(引用元:Amazon『女が苦手なヤンキーと少女の話』1巻の内容紹介より)
ガンガンONLINEで連載中(Twitterを利用しての掲載)
↓ 公式ページ(1話と2話、最新話を無料で試し読み可能。Twitterも掲載あり)
単行本は1巻のみ発売中。(2019年11月8日現在)
おすすめ度
★★★☆☆
お笑い要素は前作『渡る世間はバカばかり』ほどではありませんでしたが、ラブコメとして普通に面白かったので★3で。
感想
①攻めるヒロイン
攻める…攻める…攻める!
高校生だけど幼児体系で熊田くんに子ども扱いされる卯月さやか…時にはアピールに気づいてもらえずへこみますが…それにもめげず攻める…攻める…攻める!
抱き着いたり膝の上に座ったりキスをせがんだり…
そのいじらしい姿に…萌えざるを得ない!
一喜一憂する姿がとても可愛いですね。
②主人公の設定
設定がいまいちはっきりしない主人公
主人公・熊田くんの女性が苦手な設定がふわふわしていてちょっとモヤモヤしますね。
可愛くていい匂いがするとドキッとして意識してしまうそうなんですが…さやかは幼児体系だからセーフとのこと。でもさやかにドキッとしてしまう描写もでてくるわけでして…。
つまりその時点で女性として意識しているということになるんじゃないですかね。法則的に行くと苦手設定が適用されてもおかしくないと思うのですが…意識しだす前に触れあって慣れたという解釈でよろしいか?
③グイっと修正
最初の方向性がイマイチ定まっていないw
『渡る世間はバカばかり』でも多少みられましたが…この作者の漫画は最初色々とブレブレですなw
物語開始時は熊田くん視点から始まり、途中からさやか視点が多くなってくるなど…安定性に欠けます。
でも徐々に修正していき面白さが増してくるわけでして…
つまり何が言いたいのかというと…
最初微妙でも我慢して読むべしw
まとめ
尖った部分がなくなって普通のラブコメになってもうたw
普通のラブコメになったことが悪いわけじゃない…悪いわけじゃないんだ!
ただ前作の『渡る世間はバカばかり』が名作過ぎたんや…。
主人公の熊田くんがちょっと大人しめかな~とは思いましたが、色々とアプローチして自爆するヒロイン・さやかの姿は読んでいてとても微笑ましかったです。
2巻もさやかの攻めの姿勢に期待したいと思います!