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【ラノベ】『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』の感想

 

 

 

ペロッ…これは…女性向け!

 

前から気になっていた『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』がついに電子書籍で発売されました。

 

発売元のPASH!ブックスは別に女性向けライトノベルのメーカーではありませんが…『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』は愛嬌のある主人公と逞しいヒロインという関係性がどことなく女性向けかな~と思います。

 

かといって男性が楽しめないわけではありません。ラブコメ好きとしては夢中で読み進めるほど面白かったです。

 

 

 

 

おすすめ度

 

★★★★☆

 

戦闘や陰謀、過度のいちゃつきなどはなく二人が夫婦生活(仮)を営む中で徐々に距離を縮めていく様子が穏やかに描かれている作品でした。

 

 

 

あらすじ

 極寒の地を治める陽気な貧乏貴族・リツハルドと、“紅蓮の鷲“の異名を持つ男顔負けな元軍人・ジークリンデ。
とある夜会で出会い、リツハルドの一目惚れから始まったのは…1年間の「お試し婚」!?

契約夫婦としてリツの治める地で暮らすことになった二人は、
冬は部屋にこもってリンゴのコンポートにパンケーキ作り、
春は薬草採取に出かけたり、村の子供たちと復活祭を楽しみ、
夏は釣った魚やアイスクリームに舌鼓、
そして秋は、ワインやマッカラをお供に満点の星空の下でキャンプをしたりーー。
自給自足なスローライフを通じて距離を縮めていくリツとジークは、本当の夫婦になれるのか…?


不器用な二人と、慎ましくもほのぼのと暮らす村人たち。
愛しさと美味しさに溢れた四季の暮らしを綴る、珠玉の書き下ろし短編集!

(引用元:Amazon『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』1巻の内容紹介より)

 

単行本は4巻まで発売しています。(完結済み)

 

 

コミックス化もされており3巻まで発売中です。

 

 

 

 

感想

 

二人の距離感

 

雪国で育まれる二人の関係

 

朗らかな性格の主人公・リツハルドにリードされながら雪国生活を過ごしていく元軍人ヒロイン・ジークリンデ。

 

夫婦(仮)として日常生活を営むことで徐々にお互いのことを理解していく描写に萌えますね。

 

ジークリンデを気遣いながらも一緒の生活を存分に楽しもうとするリツハルドと、雪国生活での新たな刺激と共にジークリンデに徐々に惹かれていくジークリンデの様子がとても読み応えがありました。

 

 

 

主人公の寂しさ

 

一人ぼっちのクリスマス(10回分)

 

10年前に父親と母親が村長の座を託して旅に出てしまったため、リツハルドは10年間一人っきりで過ごしています。

 

その10年の間で何度かお嫁さんを見つけようとしたみたいですがそんじょそこらの貴族の娘に雪国生活が耐えられるわけもなく…やっと見つけたのが元軍人のジークリンデだったわけですね~。

 

はじめは「この主人公…異常にテンション高いな~」と思いましたが、10年間一人ぼっち+お嫁さん候補に何度も逃げられるを繰り返していたらそうもなりますわなw

 

楽しそうなリツハルドをみると…読者的にも「よかったな~」と思わずにはいられません(泣)

 

 

 

おいしそうな料理

 

食事でつなぐ物語

 

どうやって二人の絆の深まりや日常生活を演出していくか…

 

答えは料理!

 

雪国かつ山奥が舞台なので食料調達は外せない話ですからね。日常生活を色濃く描くにはもってこいの題材なのでしょう。(この作者さんは料理パターンが多いです)

 

木の実を拾ったり狩猟で材料調達→村独自の調理方法→おいしくいただく

 

これがこの物語の基本的な流れになっており、所々でちょっとしたエピソードが挟まれています。

 

そしてそんな過程を経て描写された料理はとてもおいしそうでして…お腹が減るライトノベルでもありましたw

 

 

 

 

まとめ

 

田舎が舞台の穏やかな夫婦生活!

 

いや~、日常生活で二人が静かに絆を深めていく様子がおいしそうな料理の描写も交えて穏やかに描かれていましたね。

 

そして主人公たちだけでなく、村娘のアンナと元同僚のエメリヒの恋や元遊牧部族の家族のエピソードなども心温まるものが多く魅力的でした。

 

戦闘やもめ事などの刺激的な展開よりも日常生活を通して育まれていく恋愛関係が好きな人に強くお勧めしたい作品です。

 

 

 

 

 

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