【漫画】『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1～4巻の感想

おすすめ度：★★★★★（満点）

美味しそうな料理と天真爛漫なヒロインにめっちゃ元気がもらえる作品！

おいしそうにご飯を食べる姿が何より大好きな男子高校生・鳴沢秋博が自分の作った料理をヒロインや親しい人たちにふるまい満足していく…それが『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』という漫画です。

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』2巻34頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/5/20)

いや～、とんかつやおでん・肉じゃがなど私たちが知っている料理はもちろん、イタリアのお粥やピザなどの話も出てきて非常に興味深かったです。

正直お腹が減ってたまりませんでしたねｗ

また、主人公の周りに集まった3人のヒロインもそれぞれ個性があって素晴らしい。

特にイタリアからきたジュリエッタ！

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』2巻35頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/5/20)

その笑顔がたまりませんな～。天真爛漫な行動や言動でみんなを笑顔にしてくれるザ・外国人ヒロインって感じです。

気遣いもできますし…最高かよ！

とまぁ久しぶりに読んでみたんですけど、全4巻を一気に読み返すほど面白かったので紹介したいな～と思いました。

明るいヒロイン・ラブコメ・料理・人情話のどれかが好きなら間違いなく刺さる漫画だと思います。まだ読んだことない人はぜひ一度読んでみてください。

ちなみに今ならKindle Unlimitedに登録していれば1～2巻まで無料で読むことができます。

あらすじ

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1巻32頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2015/9/1)

額の傷と不機嫌な目つきのせいで、いつもぼっちな鳴沢くんだけど、実は“おいしそうにご飯を食べる女子の顔”が大好き☆　そんな彼の前に、次々とおいしい顔の女子が現れ…!?　“不機嫌男子”ד幸福女子”が織り成す幸福料理ラブコメ、スタートです☆

 （引用元：Amazon『鳴沢くんはおいしい顔に恋している』1巻のあらすじより）

月刊コミックゼノンにて連載（完結済み）

単行本全4巻発売中（完結済み）

見どころ

料理大好き変人主人公

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』2巻14頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/5/20)

これは良い変人性ｗ

人がおいしくご飯を食べている姿が好きな主人公・鳴沢秋博（なるさわあきひろ）。

文字だけを見てみるととっても爽やかな感じなのですが…実際は頭の中で様々な妄想エピソードが爆発していますｗ

時には魅力的な食事の摂りかたをするヒロイン達を嫁に娶ろうと考えたり…時には昔話にヒロイン達を当てはめて一人悦に入ったり…

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1巻108頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2015/9/1)

正直この気持ち悪さが笑えるｗ

普段の生活は落ち着いているんですけどね～。その分、興奮した時の暴走具合がよりひどいことになっていますｗ

やっぱり主人公はこれくらい特徴的なほうが面白いですよね♪

個性あるヒロイン達

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1巻184頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2015/9/1)

みんな違くてみんな可愛い

この漫画には3人のヒロインが登場しますが…それぞれに個性があっていいですね～。

イタリアから来た天真爛漫な留学生・ジュリエッタ

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻25頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

秋博の同級生であり幼馴染、感情の起伏が薄い大和撫子・陣馬冬子

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』4巻56頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2017/8/19)

ちょっと背伸びがちな夢見るツンデレ中学生・天城春

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』2巻42頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/5/20)

この3人と秋博が関わることで話が進んでいく感じですね。

そして各々食事の様子が全く違うため秋博の態度も変わってくるわけでして…その時の反応も実に面白かったりｗ

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1巻130頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2015/9/1)

いや～、3人とも秋博の多様な変人性を引き出してくれる魅力的なヒロインですわ。

それぞれ秋博に想うこともありますし…4人のやり取りは見ていてとても微笑ましくなります。

びっくりイタリアン

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻149頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

豚しゃぶキャベツ鍋やオムライスなど秋博の作る料理の数々も魅力的でしたが、一番興味を惹かれたのはジュリエッタの披露する料理や習慣などのイタリア文化でしたね～。

「えっ、イタリアではまな板使わずにニンジン細かくするん？」

「イタリアのお粥はたっぷりのオリーブオイルに削ったチーズまでのせてあるのかよ…」

「ニョッキってフォーク使ってクルっと丸めるんやな～」

などなど、私たちの知らないことが多いこと多いこと。

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』2巻161頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/5/20)

押しつけがましくなく話の流れにさり気なく挿入されているところもよかったですね～。

自分の知らない文化を知ることができるとなんか得した気分になります♪

ジュリエッタ最高かよ

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1巻23頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2015/9/1)

ジュリエッタ　明るさ　尊い

ヒロインが3人いてどのキャラクターも魅力的なんですが…私の一押しはやっぱりジュリエッタですかね～。

だって可愛いし…気遣いできるし…頑張り屋だし…ご飯食べるときの笑顔が魅力的だし…なにより周りを巻き込む明るさが素晴らしすぎたｗ

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻24頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

もうジュリエッタの行動を見ているだけで元気が出てきますｗ

もしジュリエッタが日本人設定だったらここまで好きになれなかっただろうな～。日本人がもつ明るい外国人というイメージを具現化したようなキャラクターでした。

元気をありがとう、ジュリエッタ…

イベント行事

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻56頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

飽きないイベント行事！

イベント行事もふんだんに盛り込まれており、読んでいて飽きが来ませんでしたね。

夏祭りや海水浴、クリスマス会などの定番はもちろん、肉の日やジュリエッタのバイト話、山登りなど魅力的な話が多数存在します。

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』2巻75頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/5/20)

そして毎回なにかしら一捻りされており展開にワクワクしました。

どのイベントもキャラクターが全力で動いている気がして読んでいてとても気持ちよかったですね～。とってもエネルギッシュｗ

シリアス少々

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻99頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

多少のシリアスは良いスパイス！

明るい雰囲気のこの作品ですが、シリアスなシーンもいくつかありました。具体的に言うと…3巻で展開される秋博やジュリエッタの過去話ですね。

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻85頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

これらのシリアスははじめ「作品の明るさに合わないんじゃないかな～？」なんて思いながら読んでいたんですが…読んでみると…

あれ？面白い！

って感じになりましたｗ

特に秋博の話は自分の予想よりも上を行っていたのでより面白かったですね。

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻136頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

秋博の「人がおいしそうにご飯を食べている姿が好き」という特性のルーツを考えるとちょっと目頭が熱くなるというか…ジンときます。

気になる点

魅力的なヒロイン達

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』1巻86頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2015/9/1)

複数ヒロインぇ…

この作品をラブコメ作品とみた場合、ヒロイン達が魅力的過ぎて多少辛いかもしれません。

この作品を元気が出る作品とみた場合、一種の清涼剤・活力剤になるかもしれません。

まぁ要するに…

複数ヒロインは辛いなｗ

でもその辛さを差し引いても元気がもらえる漫画です。なので複数ヒロイン反対派の人にもぜひ読んでもらいたいです。

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』3巻157頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2016/12/20)

一気読みしてみると4巻の締め方が見事に思えてくるはず。個人的には綺麗な終わり方だと思いました。

まとめ

引用元：『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』4巻78頁 著者・山田怜 出版社・コアミックス (2017/8/19)

綺麗にまとめた良作！

キャラクターがとても生き生きとしており、飯・ラブコメ・シリアス・明るさの4拍子が揃った非常に面白い作品でした。

4巻で終わってしまったのは残念ですが、読み返すたびになんか元気をもらえるような…そんなパワーを感じさせてくれる前向きな作品だったと思います。

ちなみに参考までに、各巻の印象としては…

1巻→各ヒロイン達との出会い

2巻→ヒロイン達との交流・ヒロイン同士の交流

3巻→過去話

4巻→エンディング

こんな感じでした。

捨て回もなく1話1話毎回楽しめましたし、4巻の締め方も緩やかにエンディングに向かっている感じで終わり方が爽やかでしたね～。

この漫画は何度読んでも面白さを感じる作品なので個人的にものすごくおすすめの作品です。少しでも気になった人はぜひ一度読んでみてください。

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