ポポのヒロインの座が危うくねーか?
4巻はあまりにもルフェが活躍しすぎて…メインヒロインのポポの影が薄くなっています…。
主人公のサブローとルフェが意気投合してずっと一緒におり…もうルフェがメインヒロインみたいになっているじゃねーかw
そりゃエルフ耳酒乱ロリババアのルフェは可愛いよ…でも………
ポポの勇ましい姿や嫉妬する姿ももっとみたいんじゃい!(泣)
というわけで、ルフェの格闘技術とサブローの機転がきいていた「マズ飯エルフと遊牧暮らし」5巻の感想を書いていきます。
あらすじ
ブジュたちを取り戻し、アトムを追放するためにミャウミャウ族の奴らが追ってきた!
ミャウミャウ族とカラカラ族の意見はどこまでも並行のまま。
大ババ様の放つ一言「なら決まりだ、戦争だよ!」
ブジュとアトムを護るための戦いが、はじまる―――!
異世界ご飯改善ストーリー第5弾!!
(引用元:Amazon「マズ飯エルフと遊牧暮らし」5巻の内容紹介より)
現在は毎月17日発売の少年マガジンエッジにて連載中。
単行本は5巻まで発売中。(2019年8月18日現在)
感想
①ルフェちゃん無双
さすが俺たちのルフェちゃん…そこに痺れるあこがれる!
今回はエルフ相撲でルフェがCACCを駆使して大活躍していました。
※CACC→英国式実践レスリング(Catch As Catch Can)の略称
(引用元:BUDO JAPAN CHANNELより)
まさか格闘技にも精通していたとは…イギリス出身のエルフ耳酒乱ロリババアは伊達じゃないっ!
あとは…
・子供が付き飛ばされてぶち切れ(結果、CACCで相手をボコボコにしたw)
・隙あらば酒を飲む
・主人公の悩みや商いについてアドバイスをする
・第30話の表紙がセクシー
・主人公にお礼としてコンソメスープ作りを要求する(部族にばれたら死刑)
・自由を取り戻すためにゴブリン狩りを請け負う
などなど…5巻はまさにルフェちゃん無双で、これでもかというほど前に出てきています。
↓ 30話の表紙
正直…メインヒロインのポポの存在意義が心配になるw
②頑張ってはいるポポ
もっと熱くなれよっ!
負けてる…完全にルフェに負けているよ、ポポ(泣)
5巻だけだとお色気と料理の補助くらいしか出番ないじゃないですか…。
ところどころ頑張っているシーンも見受けられますが…長所の活発性をルフェに取られているような気がします。
………活発性を取られているとしたら新たな側面で戦っていくしかないじゃない!
焼きもちでも嫉妬でも押し倒しでもいい…メインヒロインとして6巻はもっと活躍の場が増えるといいな~。
↓ ルフェと出かけたサブローを探すポポの図
③魚醤キター!
異世界料理お決まりの魚醤来ました!
異世界料理物には大体、高確率で魚醤が出てくるんですよ。なぜかって?
扱いやすいからだよ!
クセは強いけど魚さえ存在していれば作れる魚醤は話が作りやすいんでしょうね~。
まぁ主人公が作ったのは穀物(キビ)で作った醤油(たまり醤油)でしたがw
作り方もわかりやすくまとめてあり勉強になりました。
※たまり醤油や醤油の種類について詳しく知りたい方はこちら
あとは作中に出てきた三五八漬けの味が気になります。(今までよくわからん漬物としか認識していなかったかも…)
↓ 実写
④主人公の苦悩
まぁそんな簡単に吹っ切れるもんじゃないわな…
3巻で元の世界に帰ることはほぼ絶望的と宣言されたサブロー…。
一見吹っ切れたように見えましたが、やはり思い悩むことはある様子。
ルフェに「まだ帰りたいと思うか?」と問われ本音を吐露するサブローですが、一番気がかりなことは家族が自分を心配しながら生活を続けているかもしれないこと…。
それを考えると、自分だけここで笑って生きていることが申し訳なくなるとか…
自分のことではなく、離れてしまった家族のことも大事に考えられるサブローは本当に優しい少年ですよね…。
まとめ
ギャグ・料理・シリアスのバランスがちょうどいい明るめの漫画!
バランスがとれていて読みやすい漫画ですよね~。
料理の説明もわかりやすく、登場人物もみんな明るくて気軽に読めます。
先の展開も気になりますし、面白くて毎回読み終えるのがもったいなく感じる作品ですわ。
さて、6巻はゴブリン退治の解決編から始まりそう。果たしてゴブリンの正体はなんなのか…なんか虫みたいだけどどうなるか全く想像がつかないw
あっ、あとメインヒロインであるポポの活躍にも期待しています!
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明るい雰囲気の中で分かりやすく雑学を授けてくれるところが「マズ飯エルフと遊牧暮らし」と似ているかな~と思いました。
↓ 過去の感想記事(リライトしました)
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ただし、「マズ飯エルフと遊牧暮らし」ほど現代の料理技術を駆使して工夫はしていないところには注意。雑学を求めてはいけません。
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↓ 「治癒魔法の間違った使い方」の感想
自分の特技を駆使して、その世界で居場所を見つけていく姿が「マズ飯エルフと遊牧暮らし」の主人公に似ているな~と思いました。
「治癒魔法の間違った使い方」と同じようにキャラクター同士の明るい掛け合いが面白く読みやすい作品です。