おすすめ度:★★★★☆
さて、ネタバレなしの記事も書き終えたのでネタバレありも書いていきますかw
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(引用元:KyoaniChannelより https://www.youtube.com/watch?v=Zy1K_gDXUOE&feature=emb_title )
↓ 大ヒット感謝PV(結構ネタバレあり)
(引用元:KyoaniChannelより https://www.youtube.com/watch?v=NSIzsFOfd8M )
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』観ましたが、総評としては面白かったです。でも…
最後だけなんかちょっと冷めた!
病気の子の話は良かったんですけどね~…最後のヴァイオレットとギルベルト少佐のやりとりがグダグダしていたというか…ギルベルト少佐の自己中な気持ちに辟易しちゃいました。
う~ん、カタルシスがなんか足りませんでした。病気の子の話が涙腺直撃だっただけにギルベルト少佐の話ではど~んとテンションが下がっちゃいましたね。
というわけで今回はネタバレありで個人的に気になったことを書いていきたいと思います。
大筋の流れ
今回の劇場版では大きく考えると2つの流れがありましたね。
①病気の子供が家族に遺書を残す人情系の話
②ヴァイオレットとギルベルト少佐の関係を描いたラブロマンス系の話
この2つの話を絡ませる形で話が進んでいました。
良かった点
病気の少年編
病気にかかっている少年が自分の死期が近いことを悟って家族に手紙を残す話です。
少年とヴァイオレットがお互いの事情や気持ちを知ることで成長していく姿が微笑ましかったですね。
そして少年の容体が悪化したシーンから家族に手紙が渡り読まれるシーン…
泣かずにはいられなかった!
少年の想い、そして残された家族たちの気持ちを考えるととても悲しい気持ちになりました。でも家族の手元には少年の手紙が残っているわけでして…その手紙が家族を支える希望となっていたところがまたよかった!
ゲストキャラもヴァイオレットも周りの人たちも…お互いに影響を受けながら新たな成長を遂げていく…『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』らしさが存分に出た話で満足度が高かったです。
作画が反則級
TV版~外伝も思いましたが今回の作画もトップレベルでしたね。
後半のヴァイオレットが雨の中佇むシーンとか…雨の表現がマジでやばかったですわw
実際に観てみないとすごさが伝わらないかな~とは思うんですが…「アニメの作画はここまで表現できるのかよ…」とちょっと呆然としましたね。
ただし終盤では天候が崩れていたり夜だったりして若干暗いシーンが多かったです。あとは元々表情の変化が乏しいヴァイオレットの表情も目まぐるしく変わっていたりして…書き上げるのが大変そうだな~とか思いました。(若干崩れているところもあったのかも…)
ミスリード
途中まで製作陣の掌の上で踊らされてた!
前半からギルベルト少佐らしき人物がちょくちょくでてきていたんですが、その時の様子が記憶喪失やら疾患を抱えていそうな感じでして…
完全に騙されたねw
ギルベルト少佐の精神は普通に正常でございました。
でもギルベルト少佐の状態がどんなものなのか?という謎は視聴するモチベーションを保つ上で大いに役立ちました。ありがとうギルベルト少佐。
気になった点
最後が少女漫画風?
病気の少年の話までは涙ぐんでいたんですけどね…ヴァイオレットとギルベルト少佐のラストシーンではちょっと冷めてしまいましたね。
ヴァイオレットとギルベルト少佐…2人の関係の締めとしてはまとまっていたのですが…それが面白かったかどうかと言われると?となります。
う~ん、ギルベルト少佐がヴァイオレットに会いたくないと1人でウジウジしていたのがな~。弱気になる気持ちもわかるけどお前がヴァイオレットだったら会えなくて納得できるのか?と…。
しっかり顔を合わせて説明するのがけじめのつけ方だと私は思いました。
なんとなく昔やっていた不思議遊戯っていう少女漫画を思い出す展開でしたね。あの作品も男性キャラが記憶喪失になったりしてすれ違いが多くて辟易した記憶が…。
意外な展開も特にありませんでしたし…ドキドキするというよりもモヤモヤする展開が個人的にはきつかったです。
まとめ
1900円中1300円の評価で!
気になる点はありましたが全体的にみると面白い作品でした。
特に病気の少年の話は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』らしくて秀逸!
映画館でもすすり泣きがチラホラ、私も途中でウルウルきましたしね。
最後はヴァイオレットも幸せになりスッキリした視聴感でしたし、時間があればもう1回観に行きたい作品です。
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