おすすめ度：★★★☆☆
ジャンル：ファンタジー 追放系 成り上がり
今回は5月25日に発売されたファンタジー作品『勇者パーティーを追い出された補助魔法使いは自分の冒険を始める』を読んでみました。
話としては役立たずとして勇者PTを追い出された主人公が冒険者として覚醒、パーティーを奴隷で構成して成り上がっていくといったものです。
読んでみた感想としましては…「普通の成り上がり物かな～」といったところ。
パーティーを奴隷で構成するという考えは面白かったのですが、そこまで奴隷要素は高くありませんでしたね。主人公は理知的で奴隷たちと衝突することもありませんでしたし、奴隷が周りから虐げられたりすることもありませんでした。
かといって本作がつまらなかったというわけではなく、主人公がしっかり者であったため普通の冒険者物として楽しめました。「補助魔法が若干ご都合主義すぎるかな～」と思ったりもしましたが、そのおかげで追放した勇者たちに復讐も出来ましたしまぁ許容範囲内かな～と。
というわけでこの作品は「ある程度のご都合主義は許せる」「しっかり者の主人公が好き」「追放した者たちに痛い目をみせる」といった要素が好きな人におすすめです。
2巻以降はもっと主人公と奴隷たち1人1人の交流を描いてくれると嬉しいですね～。今後に期待しています。
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