7月発売の気になるライトノベル後編です。後編は全部で5作品となります。
7月20日(火)
ポーションは160km/hで投げるモノ!2 ~アイテム係の俺が万能回復薬を投擲することで最強の冒険者に成り上がる!?~
仲違いの末に実家へ帰ってしまったカナディアを追って、黒髪の民の集落へ向かうヴィーノ。
カナディアと仲直りし正式にプロポーズしたいと願う彼の前に、豪腕を持つカナディアの父が立ちはだかる。
父が吹っ掛けてきた試練とは、ヴィーノが球を投げ、父が球を棒で打ち返したら父の勝ち、空振りさせたらこちらの勝ちという未知のスポーツ。
何が何でも愛しのカナディアと結婚したいヴィーノは、ポーションに回転を加えるという新たな投擲技術で立ち向かう!
仲間の助けも借りて、辛くも勝利したヴィーノ。
だが今度はカナディア本人と、命を懸けた一騎打ちをすることに!?
「俺の妻になってくれぇぇぇぇえ!」「いいでしょう。私を妻にしたければ屈服させてみなさい!」
最強夫婦が行くファンタジー冒険譚、第2幕!
ポーション使いの主人公とプロポーズされたと勘違いしているヒロインによるファンタジーコメディ作品、その2巻となります。
Kindle Unlimitedで読み放題の対象となっていたので1巻を読んでみたところ…ヒロインの愛情や嫉妬が意外と面白かったです。コメディ要素多目&続きが気になる引きだったので2巻も読んでみたいな~と思いました。
↓ 1巻
7月21日(水)
辺境の錬金術師 ~今更予算ゼロの職場に戻るとかもう無理~ 1 (MFブックス)
ジャンル:ファンタジー 成り上がり系
錬金術師のルストはある日突然、職場である錬金術協会からルストが所属する基礎研究課の研究予算をゼロにすると言い渡される。
これまでも雑用係として扱われてきたルストは、学生時代の友人で辺境の領主となった女騎士から開拓を手伝ってほしいと誘われたこともあり、退職を決める。
「私みたいな普通の錬金術師に出来ることなんて、たかが知れてると思うんだが」
だがしかし、なんとルストは世界でも最高峰の錬金術の使い手で、生み出す錬成素材も他人には造れない高度なものばかり。
そんなルストが退職したため錬金術協会は大混乱になるが、もう遅い。ルストは活き活きと辺境の地で活躍し、周りから感謝される日々を送りはじめていた。
理不尽な職場を退職した主人公が辺境の地で能力を存分に生かして成り上がっていくファンタジー系の作品です。
こういう「ざまぁ~」系の作品って結構好きなんですよね。ストレスが溜まりやすい現代社会…こういうスカッとする展開が気持ちいいんですわ。
というわけで女騎士とのラブコメと「ざまぁ~」な展開を期待して楽しみに待ちたいと思います。
異世界薬局 8 (MFブックス)
異世界薬局の常連客であるジャン提督率いる新大陸探検隊は、ファルマから通信技術や衛生面の手厚いサポートを受け、ついにマーセイル港を出発した。
それを見送ったファルマは、領地や製薬工場の視察、やり残していた聖帝の神脈再開、そして霊薬バテラスールの調合によって呪われていたパッレとエレンの解呪、さらには大規模な神術演習への参加など、目まぐるしい日々を送っていた。
しかし、そんなファルマに予想外の報告がもたらされる。なんと、ジャン提督たちとの通信が途絶してしまったのだ。
救助のため、パッレ、エレン、そして神力を取り戻した聖帝エリザベスとともに新大陸へと向かったファルマは、その地で不思議な力を使う一人の少女に遭遇する。
その少女の能力と相対した時、ファルマの薬神紋に思わぬ異変が――!?
転生した薬学者が現代の医学知識を用いて異世界で医療改革を行っていくファンタジー作品。
約2年ぶりの刊行となる本作。どうやら前々巻で呪いにかかってしまったヒロイン達は無事解呪できるみたいですが…ぶっちゃけ刊行までの時期が長すぎてあんまり覚えていない&話が世界規模になりすぎて飽きてきている感はあるんですよね。
ハプニングの規模が大きくなればなるほど読者としてはボケーっと読むことが多くなるというか…共感しづらくなる感じですかね。購入は無料サンプルを読んでから決めたいと思います。
お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた2 (MF文庫J)
ジャンル:ラブコメ 1対1
「落ち着いて聞いてくれ。俺たちの最推しに食事に誘われてしまった」
隠れ声優オタクの高校生・不破大翔は、最推しが被っている後輩の朝日優衣奈に弱みを握られ、推し活を通して少しずつ仲良くなっていた。
そんなある日、2人に最推しの女性声優・神崎真桜から食事のお誘いが!? おもてなし方法を考える中、優衣奈が「恋バナが好きな真桜さんに喜んでいただくため、2人でカップルの振りをしませんか?」と提案してきて……。
「ラジオで話してもらえる確率を上げるため、わたしたち、いっそ結婚しちゃいますか?」
「最推しのラジオで話題にしてもらえるなら戸籍を生け贄に捧げるくらい安いものだよな」
オタクが2人揃ったせいで、人生がおかしな方向に……!? 新感覚推し活ラブコメ第2弾!
同じ推し声優を持つ男女が声優イベントを存分に楽しむためにカップルの振りをしちゃう系ラブコメ作品、その2巻となります。
実は1巻がめちゃくちゃ面白かったので2巻の刊行をずっと待っていました。イベントを存分に楽しむことで距離が縮まっていく2人が尊くてな~…1対1のラブコメ作品としてかなりおすすめです。
1巻の感想はこちら
惜しむらくは今回の表紙。なんでヒロインと声優の2人を表紙にしたのか?まるでダブルヒロインじゃないか…。
WHITE ALBUM2みたいに三角関係じゃないんだから表紙に2人書くのはちょっと…複数ヒロインと勘違いして手に取らない人とかでてきそうじゃない?
↓ 伝説の三角関係ギャルゲー
義妹生活3 (MF文庫J)
ジャンル:ラブコメ 家族 1対1
悠太と沙季が義理の兄妹になって初めて迎える夏休み。
何故か悠太が働く書店に履歴書を出した沙季は、アルバイトの後輩として働き始めることに。
兄ではなく、先輩として彼女と接していくにつれて、悠太は今まで見えていなかった、沙季の新たな一面に気づいていく。
そんなある日、同じシフトで働く読売栞が、沙季の様子にひとつの不吉な兆しを見出す。
「あの子の真面目で自分に厳しい、甘えられない性格は、いつかあの子自身を壊してしまうかも」
決断を迫られる悠太。
期待しない、干渉しすぎない――その約束を破り、彼女の在り方に影響を与えてしまうような介入をすべきか、否か。
兄として選んだ“選択”とその結末は……?
親の再婚によっていきなり義兄妹となった男女2人のラブコメ作品、その3巻となります。
この作品はヒロインの可愛さを楽しむ作品というよりは兄である主人公のかっこよさ・気遣いを楽しむ作品かな~と個人的には思っています。
というかヒロインに関しては落ち着いているように見えて全然落ち着いていないというか…1巻での考えや行動は浅はかすぎたかな~と思います。
援助交際のデメリットや再婚してやっと幸せを掴んだ母親のことも考えられないというのは…将来のためとはいえあかんのではないかい?
とまぁヒロインは好きじゃないんですけど、主人公の誠実さや行動には好感が持てるので読み続けているというちょっと変わった作品です。とりあえず2巻はヒロインが落ち着いていたので3巻にも期待しています。
それにしても…最近の作品は援助交際や風俗関係を気軽に扱いすぎなんでない?
関連記事
↓ 先月の記事