6月発売の気になるライトノベル後編です。
↓ 前編はこちら
後編は全部で7作品。個人的にはHJ NOVELSから発売される『異世界料理道』25巻と『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』4巻が特に楽しみですね。
なぜかHJ NOVELSとは波長がよく合いますw
6月18日(金)
演距離カノジョの比奈森さん クラスメイトの彼氏役はじめました (ファンタジア文庫)
ジャンル:ラブコメ 学園モノ
これはあくまで仕事で、カップル役の演技――のはずなんだけど。
“カップル派遣”――カフェで、水族館で、仲良しカップルを演じてみせるいわゆるサクラ業。役者を目指して始めたバイトだけど「鳴瀬くん、もっとギュッとしてもいい?」比奈森さんが相手役だと心臓がもたない!?
(引用:Amazon『演距離カノジョの比奈森さん クラスメイトの彼氏役はじめました』より)
カップルのフリなんだけどなぜかヒロインがガンガン攻めてくる系のラブコメ作品。
果たしてこのヒロインは本気なのか無自覚なのかからかっているのか…本気だとしたらなぜ直接行かないのか…私、気になります!
というわけで結構楽しみにしている作品です。ヒロインの心理描写に期待!
期待度:★★★★☆
6月19日(土)
異世界料理道25 (HJ NOVELS)
ついにジェノスに雨季がやってきた。
2か月も続くこの季節を乗り切るため、衣替えをしたり、屋台の運用方法を考えたりするアスタたち。
一方で、サウティ家の付近では街道の建設も始まっていた。
そんな中、子供を中心にかかる病気『アムスホルンの息吹』が流行りだして――
アスタが異世界で初めての雨季を迎える第25巻!!
異世界転移した料理人の息子・アスタが閉じられた部族であった森辺の民たちを導いていくファンタジー料理作品、その25巻となります。
前巻24巻では友人のシュミラルが森辺の民の一員と認められ恋路が一歩前進。認められ方も納得の一手でしたし、非常に満足度の高い1冊でしたね。
というわけで個人的にはその後のシュミラルがどのように過ごしているかが非常に気になります。流行り病の件も気になりますが、シュミラルとヴィナ姉の恋路も描いてくれると嬉しいな~。
期待度:★★★★★
いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました4 (HJ NOVELS)
ジャンル:異世界転移 ファンタジー スローライフ 人情系 ラブコメ
二人の妹とともに異世界散歩中のシロウが拾ったのは、巨大な卵だった。
孵化して出てきたのは、ふわふわもこもこな犬っぽいドラゴン。
子どものドラゴンなど育てたことのないシロウたちは、竜騎士団が居るクロープ国まで出かけることにするが、ちょっと待って、子ドラゴンが人間(幼女)に変身してる――!?
(引用:Amazon『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』4巻より)
ばあちゃん家が異世界と繋がっていたので異世界で商売始めちゃいました系の作品、第4巻です。
このシリーズ、読む前は「現世と異世界行き来できるの?かー!緊張感ね~な」「現世の道具を異世界に持ち込み放題?イージーモードじゃん」とか思うかもしれませんが…まぁ否定はできないw
でも読んでみると人情味が感じられて存外面白いんですよね。文章も非常に読みやすいですし、何より縁を結べた人たちのために頑張れる主人公が素敵でした。
というわけで人情系が好きな人にはおすすめのシリーズです。4巻では主人公の妹たちも異世界入りするみたいですし…果たしてどんなリアクションをするのか?
期待度:★★★★★
6月25日(金)
肉の原見さん (MF文庫J)
ジャンル:コメディ
唐突に未来の俺を自称する老人が現れ「JCとメシを食いに行ってくれ!!」と懇願してくる。怪しい話に取り合わない俺だが、むりやり連絡用のアプリを入れられてしまう――てなことがあったんだよね~、と幼馴染の原見に話すと何言ってるのかわからないという顔で止められる。
でもどんなJCが来るんだか気になって当日待ち合わせ場所でアプリを開くと指定されたお店は高級焼き肉店。「お肉だね!?早く!!お肉だよ!?」そしたらお肉大好きな原見が超絶乗り気に!? 待て待ていくらなんでも怪しすぎるだろこれ!? だけどお肉が地球を救う!? 少し不思議なグルメコメディ、開幕!
(引用:Amazon『肉の原見さん』より)
未来の自分から「JCと飯を食いに行ってくれ!」と頼まれることから始まる、まったく予想がつかないコメディ作品。
作者は『彼女がフラグをおられたら』や『東京皇帝☆北条恋歌』を書いたベテラン・竹井10日氏なのでおそらくとんでも設定ながらも読みやすくまとめてくれるはず。
が、おそらく複数ヒロインになるんだろうな~と嫌な予想はしています。購入するかどうかは無料サンプル読んで決めたいと思います。
期待度:★★☆☆☆
主人公にはなれない僕らの妥協から始める恋人生活 (オーバーラップ文庫)
ジャンル:ラブコメ 学園モノ
『人生はつまるところ妥協』が信条で、自分を偽ってお調子者を演じる高校生・朝井秀侑は、親友の幼馴染で学校一の美人の奈良岡詩音に叶わない片想い中。
ある日、サブヒロインもいいところ、教室で孤高を貫く腐れ縁同級生・楠木乃菜と話をしていると、ふとした冗談から付き合う流れになってしまい――。
「……言ったからね。訂正はなしだから」
彼氏彼女が欲しかった二人は、お互いに妥協した上で恋人同士に!?
付き合うルールを決めて、夜通しメッセージのやりとりをしたり、家での勉強会やデートで可愛い一面を発見したり。
妥協から始まった恋人生活は意外と楽しい!?
(引用:Amazon『主人公にはなれない僕らの妥協から始める恋人生活』より)
なし崩し的に付き合い始めたカップルが徐々に距離を縮めていく系のラブコメ作品。
実はハプニングで一気に距離が近づき~という作品よりもこういう徐々に仲を深めていく作品の方が好みです。なんていうか…想いが徐々に積み重なっていく感じがカタルシスを感じさせてくれるんですよね。
そしてこの作品の作者…後にも紹介する『外れスキル【地図化(マッピング)】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む』の作者さんでした。全然ジャンルが違うのでどんなラブコメを書くのか全くの未知数なんですよね~。
というわけで内容・作者ともに非常に興味津々です。
期待度:★★★★☆
外れスキル【地図化(マッピング)】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む 8 (オーバーラップ文庫)
最難関の21階層を突破した『到達する者(アライバーズ)』は、順調に22階層を攻略し、次なる23階層へ。
未知の階層に降り立った一行は、狙撃で魔弾を放つ機械兵士モンスターのギミックに追い詰められてしまう。
その窮地を救ったのは、階層攻略者である『天秤と錠前(リベレーション)』のメンバーだった。
さらなる成長を求めて特訓に励む『到達する者』だったが、留守の隙をついたセシナ教徒の手によってネメが誘拐されてしまい――!?
(引用:Amazon『外れスキル【地図化(マッピング)】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む』8巻より)
外れスキルと思われたマッピングのスキルを用いてダンジョン攻略を目指していく主人公とそのPTメンバーたちとの冒険を描いた作品の第8巻。
どうやらこの作品の作者さん、今月はラブコメ作品も1つ刊行するみたいでして…どちらの作品もどんなふうに仕上がっているか非常に楽しみです。
こちらの作品も一度は解散してしまったPTを再構築、ようやくまとまり始めてきたところで誘拐騒ぎ…果たしてどんな展開を迎えるのか非常に気になるところ。主人公がかっこよく決めてくれると嬉しいですね。
期待度:★★★☆☆
6月30日
16年間魔法が使えず落ちこぼれだった俺が、科学者だった前世を思い出して異世界無双 (ファミ通文庫)
生まれた時から魔法が使えず落ちこぼれと言われてきた貴族の少年、ロニー。彼は十六歳の誕生日に偶然、科学者だった前世の記憶を思い出す。そして好奇心から魔法の謎を科学の力で解明したいと思い立った彼は、弟ヨハンの力を借りて研究を開始した。
そんなある日、魔法を人間に与えたという「精霊」を祀った祠が屋敷の近くにあることを知り、祠へと赴いたロニーはそこで自らを精霊と名乗る蛇のような生き物・セイリュウと出会う。さらにセイリュウは「君にも魔法が使えるようになる方法があるぜ」といってきて――!?
(引用:Amazon『16年間魔法が使えず落ちこぼれだった俺が、科学者だった前世を思い出して異世界無双』より)
前世で得た科学知識を用いて無双していくかもしれない異世界ファンタジー系の作品。
『異世界薬局』や『化学で捗る魔術開発』など異世界を現代科学を用いて生き抜いていく作品は大好物です。が、よっぽどの知識や雑学に通じていないと微妙な作品になってしまうことが多いんですよね。
というわけで期待半分・不安半分といった感じで待っています。
期待度:★★☆☆☆
関連記事
↓ 『科学で捗る魔術開発』の感想
↓ 先月の記事