押しかけ女房系好きなのかもしれん
無性に甘い物語が読みたくなったため買ってみた『俺の家に何故か学園の女神さまが入り浸っている件』…
個人的に大当たり!
話的には主人公に助けられたヒロインがそのお礼と称して主人公の世話を焼き始めるラブコメライトノベルです。
存分に主人公とヒロインのイチャイチャシーンが描かれていたため大満足でお腹いっぱいになりましたw
あらすじ
健気美少女JKがめいっぱい尽くす、“放課後限定の同棲生活”スタート!
自堕落な一人暮らしを送る高校生の俺・常盤木翔和。
ある日同じ学年の癒し系美少女・若宮凛を空腹から救ったことがきっかけで、
「受けた恩をお返ししたいんです!」
学校でもバイト先でも、彼女がついて回るようになり!?
面倒見のいい凛は、バイト漬けでピンチな勉強を根気よく教えてくれて、部屋を掃除して手料理も作ってくれて……気が付けば、“放課後限定の同棲生活”が始まっていた!
なぜ俺なんかに構うんだ? 聞いても凛はこう答えるだけ。
「これはただのお節介、ですよ?」
★無自覚系男子に、健気美少女JKがめいっぱい尽くす! WEB発甘々ラブコメ、大幅加筆により糖度UPで書籍化!!
(引用元:Amazon『俺の家に何故か学園の女神さまが入り浸っている件』の内容紹介より)
おすすめ度
★★★★★(満点)
余計なヒロインが出てこない1対1の関係の作品が読みたかったので個人的には大満足。
戦闘やSF、魔法などはまったくなくて日常系だったのもポイント高し。
感想
①押しかけ女房系ヒロイン
押しかけてくるヒロインっていいよね!
主人公・常盤木のちょっとしたお節介をきっかけに手厚く世話を焼き始めるヒロイン・若宮凛。
この若宮さんがですね…
可愛い頑固者w
優等生で家事も万能、世話焼き上手な彼女ですが、一度決めたことはテコでも曲げない頑固者でもあります。
常盤木の成績が悪いことを知れば勉強を教え、常盤木の食生活が乱れていることを知れば食事を作りに来る…どんなに常盤木が渋っても最後はゴリ押してくる力強さがあるヒロインです。
まわりの噂を気にして離れようとしたした主人公に対してバシッと自分の気持ちを伝えるシーンは萌えというより燃えを感じるほどでしたね。
どんなに主人公に拒絶されても決してあきらめない…それが押しかけ女房系ヒロインの最大の魅力だと思います。
②二人の関係
徐々に絆を深めていく二人の歩みが尊い
勉強や食事、モーニングコールや誕生日プレゼントなど様々な出来事を経て徐々に二人の絆が深まっていく感じがいいですね~。
特に誕生日プレゼントをもらった時の若宮さんの反応はかなり萌えます。
そんでもって一緒に出かけることを積極的に推奨する若宮さん…・
常盤木は劣等感により気づいていないのですが…若宮さんは完全に常盤木を狙いに行っていますからね。
優等生であるヒロインが主人公を肉食獣が如く虎視眈々と狙っていく物語…ありそうで中々ない作風だと思いますね。
③チョロインの件
恋なんて現実でもチョロい時あるじゃないですか?
作品を読んでいると若宮さんが常盤木を好きになる理由が弱いように感じられるかもしれませんが…
人間なんていつ誰に恋に落ちるかなんてわからないと思うんですよね?
一目ぼれというのも世の中にはあるわけでして…。
よって私は動機づけが多少弱く感じてもそこまで気にならなかった派です。
むしろマックのポテトでも動機としては十分十分!
まとめ
ひそかに迫りくるヒロインが新鮮だった
ハーレム系の話ではよくありますが、1対1の関係でひそかに主人公を狙っていくヒロインという話はあんまりみたことがなかったのでとても新鮮でした。
普段は優等生でしっかりしている若宮さんが常盤木と距離を縮めるためにあれやこれや理由をつけて迫っていく姿が実に微笑ましかったですね。
2巻も余計なライバルなどを出現させず、若宮さん持ち前の頑固さで距離を近づけていく萌える姿や主人公とのイチャコラを期待したいところです。
似ている作品
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
1対1の関係、優等生で押しかけ女房的なヒロイン、徐々に距離を縮めていく二人など完全に同じ系統のライトノベルです。
『俺の家に何故か学園の女神さまが入り浸っている件』が面白かったという人には自信をもってお勧めできますし、逆もまたしかり。
↓ 『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の感想
わたしの知らない、先輩の100コのこと
1対1の関係とグイグイ主人公に迫っていく姿勢が『俺の家に何故か学園の女神さまが入り浸っている件』に似ていると思いました。
↓ 『わたしの知らない、先輩の100コのこと』の感想