(ネタばれあり)
主人公の感情が爆発するシーンっていいよね!
あのエゴ丸出しの主張がいいんだよな~。
「お前ら何もわかってねーんだから邪魔すんじゃねーよ!」と大人たちに叩きつける主人公の帆高がとても眩しく見えます。
その結果として自分の大事な人を守り通せたんだから…主人公冥利に尽きるのではないでしょうか?
というわけで今回で「天気の子」の記事も3つ目。
↓ 1つ目(ネタばれなし)
↓ 2つ目(ネタばれあり)
今回は私が「天気の子」を観て心揺さぶられたシーンの感想を書いていきたいと思います。
①叫ぶ主人公
(引用元:🄫2019「天気の子」製作委員会)
大事な人を守るためにすべてに立ち向かった主人公
ヒロインの陽菜を探して代々木のビルにたどり着き、拳銃で警察やおっさんを威嚇しながら叫ぶ帆高。個人的には一番印象深いシーンです。
「ほっといてくれよ!みんな何も知らないで…知らないふりして!」
もう拳銃でもなんでも使って、なにがなんでも陽菜のところに行くという覚悟が心揺さぶるんですわ…。
②走る主人公
(引用元:🄫2019「天気の子」製作委員会)
愛する人のために線路を走る孤高のランナー
消えた陽菜を探して帆高が線路に沿って走りながら代々木のビルに向かう時のシーンです。
もうね…主題歌の「愛にできることはまだあるかい」の歌詞が主人公の帆高の気持ちや思い出とシンクロしててね…
「がんばれよ…帆高」
って素直に思えます。
あとは線路工事のおっちゃんたち。帆高に声はかけるが誰も追いかけて止めようとはしないんですよね。
なんとなく帆高の気持ちをおっちゃんたちも無意識に感じ取ってくれているような気がしてうれしくなりました。
より帆高の必死な様子が強調されていて良い表現ですよね~。
③陽菜を取り戻す主人公
(引用元:🄫2019「天気の子」製作委員会)
陽菜を取り戻すために世界を変えてしまった主人公
自分が地上に戻ったら天気が回復しないとためらう陽菜に対して、帆高が「晴れ女じゃなくていいんだ!」と声をかけ説得するシーンですね。
個人的にはここが意外と衝撃的でしてね。大抵の作品では奇跡の力で丸く収まったり、どちらかが犠牲になったりするじゃないですか。
でも「天気の子」では世界を犠牲にしてしまいました。
まさか何の解決もせず、代償をそのまま受け入れてヒロインを助け出すとは思っていなくてですね…とっても新鮮な気分を味わえました。
知り合い曰く、2000年代に発売されたノベルゲームに例えるとNormalエンドだよな~とのこと。
………確かに!w
まとめ
(引用元:🄫2019「天気の子」製作委員会)
この映画は…主人公のカッコよさがすべて!
なんだかんだで心揺さぶられたシーンはすべて後半の主人公活躍のシーンでしたわw
やっぱり、自分の大事な人を守るために感情を爆発させる主人公はかっこいいですな!
天気は犠牲になりましたが…帆高の頑張りが報われるエンディングでよかったと素直に思いました。
やっぱり映画はハッピーエンドが一番好きです!
似ている作品
傭兵団の料理番 4巻
異世界に転生してきた料理人の青年・シュリが、傭兵団の料理番として傭兵団の悩みやピンチを解決していくライトノベル。
4巻はシュリが傭兵団のピンチを助けるために駆け回る巻。
感情を爆発させつつもなんとか知恵を絞って傭兵団を助けようとするシュリの姿が帆高と重なります。(実際イラストの雰囲気もどことなく似ていますがw)
敵対する部族に属する男女の恋路も面白かったです。正直…泣きました。
ゼノギアス
1998年にスクウェアから発売されたPSのゲーム。
記憶をなくした青年・フェイとエリート軍人である女性・エリィの壮大な恋物語RPG。
正直男女の仲を扱ったRPGで、このゲーム以上に練られているものにいまだに出会えていません。設定や心理描写が秀逸すぎる…。
想いのままにヒロインを助けに行く姿が「天気の子」とかぶりますね。
SFやロボット、ファンタジー系のRPGが好きだけどこのゲームをやっていないという人はぜひやってみてほしいです。内容が深すぎるゲームです…。
今はゲームアーカイブスでプレイするのが吉。公式ページから飛べます。(こちら)
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