おすすめ度：★★★★☆
ジャンル：ファンタジー 異世界転生 成り上がり系 科学 無双系
今回は6月30日に発売された異世界転生系の作品『16年間魔法が使えず落ちこぼれだった俺が、科学者だった前世を思い出して異世界無双』を読んでみました。
結論としては…
中々面白いじゃないの！
話としては前世で科学者だった主人公が転生先の世界で魔法の謎を解き明かして使えなかった魔法を使えるようになっていく内容なのですが…うまく科学と魔法を組み合わせて説得力出しているな～と感じました。
特に水魔法の温度変化やそれによる属性の変更については発想が面白く「なるほどね～」と思ってしまいましたね。その発想により主人公が活躍することも出来ましたし、魔法の解明→シナリオの盛り上がりとうまく繋げていました。説明にどこか説得力を感じられたのも良き。
キャラクターも魅力的な者が多かったです。特に主人公を慕ってくれている弟や人懐っこい精霊とのやり取りがテンポが良くて面白かったです。精霊がなぜ祠に住んでいるかなどの謎も残っていますし、この先もっと頻繁に主人公と絡んでくれると嬉しいですね。
ヒロインに関しては…メインヒロインはメイドのカーラになるんですかね？魔術師のダミアンもみっともない姿を見せたことでヒロインに昇格したような気もしますし…1巻の時点ではなんともはっきりしない状態。
1対1なのかハーレム物なのか、それとも明確なヒロインなんて存在しないのか…ラブコメ好きとしては気になるところです。
というわけで総評としては魔法に対する科学的解析・説明や主人公の活躍、キャラクターたちのノリの良さ、ヒロイン達の可愛さなどが上手くまとまっていたと思います。キャラクターたちが生き生きしている＆設定に何となくでも説得力を持たせている作品はやっぱり読んでいて楽しいですね。
気になるところと言えば…2巻に続く謎が残っている所でしょうか？(マイナスポイントではない)果たして領主は何を企んでいるのか…領地はどうなってしまうのか。2巻も非常に楽しみです。
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