おすすめ度：★★★★☆
これ『涼宮ハルヒの憂鬱』で見たことある！
異世界転移された青年が召喚された理由もわからぬまま冒険者として生活していくファンタジー作品『再現使いは帰りたい』の5巻が発売されたので読んでみました。
5巻のあらすじ
異世界に召喚されて一度日本に帰還した平太は、何の因果か、過去の異世界に再召喚されていた。
平太は元の世界に帰るために、原始の神ララから届けられた手紙に従って、魔王を倒すために最前線で戦い続ける。進化した「再現」の能力を使って魔物達を討ち、国の平穏を取り戻した平太は、神の住む島にてララと対面した。
この時代への召喚はララが仕向けたことであり、それにはとある事情があるのだと言うのだが――。
（引用元：Amazon『再現使いは帰りたい』5巻のあらすじより）
いや～、相変わらずこの作品は変わってますね。異世界に来て現代に無事帰還したと思ったらまた呼ばれて…異世界ファンタジー作品に慣れた人でもなかなか新鮮で楽しめると思います。
そんでもって中盤ではどこかで見たような展開が…。個人的には『涼宮ハルヒの憂鬱』を思い出して懐かしい気持ちになりました。
↓ おそらくこの巻
他にも特殊能力をうまく用いて魔王を倒したり魔王を倒した後のエンディングが描かれていたり…。
あとは懐かしい人たちとの再会、帰還からの思わぬハプニング（身に覚えのない娘が出来ていたり家督継承問題）など内容盛りだくさん！
巷に溢れている異世界転移物とはちょっと毛色が違うので「もう異世界系は飽きたよ」「変わった作品が読みたいな～」という人に強くお勧めしたい作品ですね。
誰の心情を描いているのか分かりづらくて若干読みづらい部分もありますが、独自性の詰まった面白いファンタジー作品だと思います。次巻もとても楽しみです。
最後に…toi8氏のイラスト（特に塗り）が良すぎて困るｗ
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