(ネタバレ控えめ)
11日から公開されている『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の第1部観てきました。(全部で3部構成となる予定)
↓ PV2
(引用元:ガンダムチャンネル公式より 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』予告2 - YouTube)
↓ 冒頭15分53秒+オープニング
(引用元:ガンダムチャンネル公式より 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒+オープニング - YouTube)
うん…これは…
なんかよく分かんねーけど面白いっぽい!
えっ?感想がふわふわしているって?しょうがないんだよ…
政治的背景や登場人物の描写が複雑だから
ぶっちゃけ原作に詳しくないと雰囲気を楽しむ作品になるのでは?
でも個人的にはそんな楽しみ方で良いと思います。正直ガンダムファンでもよく分かっていない人多いのでは?かくいう私もその内の1人ですw(大分前に原作読んだけどイマイチ理解できなかった…)
というわけで総評としては、不満点はあれど『こりゃ確かに小説で読んだ閃光のハサウェイの雰囲気だわ』って感じがして面白かったです。
気になっている人は観に行くことをお勧めします。注意点としては…ガンダムに興味がないと理解する気がまったく起きなくてつまらないかも?友人や家族、恋人と連れ立っていくときは十分に注意しましょう。
以下、良かった点や気になった点を書いていきます(ネタバレ控えめ)
楽しむうえで知っておいた方が良いこと
この映画を楽しもうとする場合、下記のことをWikiや解説動画で調べておくことをおすすめします。
①映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の大筋とハサウェイの行動
②原作小説の『閃光のハサウェイ』の大筋
特に②は知っておかないと政治的背景やハサウェイが何やっているのかよく分からないんじゃないですかね?
「ネタバレするのが嫌だ」とか言わずにWikiでも解説動画でもいいから軽く頭に入れておいた方が本作は楽しめると思います。
※ガモーレさんの解説動画がおすすめです(動画はこちら)
でも…まぁ…作画や人間模様、ハサウェイの活躍自体が非常に見ごたえがあるので、知らなくても「なんかおもしれぇわw」となる可能性も0ではないです。
映画見て興味湧いたら詳しく調べてみるのも一つの楽しみ方なので、自分に合った楽しみ方で観てもらえればな~と思います。
【注意点】
小説版『閃光のハサウェイ』は同じ小説である『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の続きとなっていますが、本作は同じ映画である『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』からの続きとなっています。
大筋は変わらないと思いますが、多少違いがあるので注意しましょう。(チェーン・アギの存在やクェス・パラヤの最後など)
ハサウェイかっこいい!
やっていることは人道的にみるとあかんのですが…過去や理想、自分の甘さなどに悩みながらも進んでいくハサウェイがかっこよかったですね。なんというか…
人間臭い
ギギに振り回されるのはもちろん、タクシーの運転手の台詞から考え込んでしまうところとか印象深かったですね~。
また戦闘中の行動もイケメンすぎですわ。甘さに悩まされつつもそれを抱えたまま活躍していく姿はまさに主人公って感じでした。
作画が良い
作画が崩れて気になる部分はほぼなかったのでは?
戦闘シーンはもちろん、登場人物たちの作画も驚きの良さでした。
主題歌かっこいい
最初の方で流れるOP曲も良かったのですが、やっぱり自分的には主題歌の『閃光』が一番気に入りましたね。
↓ 主題歌のMV
(引用元:ALEXANDROSchannelより [Alexandros] - 閃光 (MV) - YouTube)
かっこいいけど何かに必死に抗おうとしている感じが『閃光のハサウェイ』って感じがします。
戦闘シーンについて
作画の部分でも書きましたが、戦闘シーンの作画も綺麗で映像的に素晴らしい出来だったと思います。が、
全体的に暗くて早くて何やってるかよくわからん!
戦闘時間が夜間だったり挙動をよりリアルに近づけようとしたなど理由は色々あるのかもしれませんが…観ていて面白くはなかったかな~。
せっかくかっこいい機体が出ているんだからもっとじっくりゆっくり見させてもらいたかったです。
機体の魅せ方
う~ん、これに関しては2部でより印象的に魅せてくれるのかもしれませんが…
ただ見ているだけだと具体的にこの機体たちの何がすごいのかよく分かりませんでした。
特にミノフスキークラフト!
人型MSが単独で長時間飛行・高機動を実現できるってことがこの時代では実はすごいことなんですけど…映画を見ているだけではぶっちゃけよくわかりません。
何も知らない人からすると中盤のメッサ―も単独で飛行していたように見えたのでは?
もうちょっと単独飛行の凄さや高機動の挙動が印象的に見える部分があればな~。スローモーションの使用やスラスター部分の拡大など何か視聴者に分かりやすい工夫があると嬉しかったですね。(ここら辺、富野 由悠季監督はかなりうまいと思うんですよね)
あとはファンネルミサイルですが…今回使用したのはただのミサイルだったのかも。というわけでこちらは2部の魅せ方に期待しています!
政治的背景
正直、政治的背景などバックグラウンド的な部分は予習していないとよく分からないと思います。
・『閃光のハサウェイ』の内容を知らない人
→関係性がよく分からなくなる
・『閃光のハサウェイ』の大筋は知っている人
→雰囲気でなんとなーく理解できる
・『閃光のハサウェイ』ガチ勢
→うんうん頷きながら楽しめる
それぞれの関係性や政治的背景の部分を楽しみたいなら原作小説や解説動画などで予習しておくと良いと思います。
ギギ・アンダルシア
『閃光のハサウェイ』のヒロインであるギギ・アンダルシア…うん…
エロいね!
色気がムンムンしていました。これは確かに人気出るわけだわ。
でも性格は子供っぽい部分も多く情緒不安定…。『逆襲のシャア』のクェス・パラヤを彷彿とさせるヒロインでした。
あとは、彼女の行動を見ているとどうにもハサウェイを惑わせる存在としか思えないわけで…
ぶっちゃけ疫病神にしか見えない
魅力的なヒロインではありましたが…ハサウェイ視点のこちらとしては手放しで喜べる存在ではありませんでしたね。2部ではどんな立ち位置・振る舞いになるのか…非常に気になります。
まとめ
この先のクオリティにも期待したくなる出来!
コロナの影響で長い間待たされた本作ですが…第1部に関しては原作の雰囲気再現・シナリオ展開・作画・人物描写などあらゆる点で及第点を超えてきた非常に出来の良い作品だと思います。
惜しむらくは戦闘シーンの演出。せっかくのロボット物なのに動きが早すぎて何やっているのかよく分からない…。ロボット好きとしては非常にもったいなく感じました。
第2部ではクシィーガンダムとペーネロペーの強さや特色がより分かりやすく描かれていると嬉しいですね。期待して待ちたいと思います!
関連記事
関連物
↓ 主題歌『閃光』
↓ 原作小説(1巻)
↓ クシィーガンダム(主役機) プラモデル
↓ 劇場限定版Blu-ray(どうしても観に行けない人用。高いのでおすすめはしない)